人と人が近づきすぎると警告を出すAIが発売 カメラ映像から測定

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株式会社Ridge-i(リッジアイ)は5月1日、人と人との距離、密集度合、群衆の人流統計を行う映像解析AIソリューションの開発を発表した。あわせて、法人や自治体などを対象に、同ソリューションの申し込み受け付けを開始している。なお、価格はオープンとなっている。

リッジアイが開発したソリューションでは、ネットワークカメラの映像を解析し、密接度や密集度、群衆人数をリアルタイムに計測できるのが特徴だ。

ソーシャルディスタンスの確保や3密の回避に役立てる

新型コロナウイルスの感染拡大を抑止する対策として、人と人との社会的距離を確保する「ソーシャルディスタンス」や、密閉・密集・密接の「3密」の回避が求められている。

リッジアイのソリューションは、新型コロナウイルスの感染拡大抑止に有効とされるソーシャルディスタンスや3密における密集・密接の度合いをネットワークカメラの映像とAIを活用して解析する。そして、この解析データをもとに、回避をうながすツールとして利用できる。

プレスリリースによると、同ソリューションのポイントは、対象となる空間に設置したネットワークカメラの映像を利用するため、公共施設やイベント会場、商業施設、オフィスビルなどの屋内空間においても精度の高い解析ができる点だという。

さらに、段階的に外出自粛などが緩和される場合にも、混雑状況を公開することによって、3密を回避する感染拡大の再発を防止する施策にも使えるそうだ。

リッジアイのソリューションの主な機能と想定している使われ方は以下だ。
・人と人との距離をリアルタイムで解析しアラートする「密接アラート機能」
・混雑したエリアをリアルタイムで発見する「密集度推定機能」
・時間~1日あたりの通行者数を表示する「時系列通行者測定機能」

密接アラート機能は、店舗のレジ前や病院の待合室、ロビー、オフィス会議室などでの密接度の計測に。密接度推定機能と時系列通行者測定機能は、人数と密度から正確な混雑の把握が必要な公共施設や商業施設、イベント会場などに適した機能だとプレスリリースで述べられている。

>> 株式会社Ridge-i
>> プレスリリース

通行者を数えるAIで外出自粛の効果を見る

外出自粛にともなって、通行者の増減数を調査するAIがIntelligence Design株式会社から登場した。同社が保有する通行量調査結果において2020年4月8日に、原宿/明治神宮前エリアでの通行者数を公開している。

調査結果は、Intelligence Designの通行量調査サービス「IDEA counter」を導入している明治通り沿いにあるビルでのデータを使っている。発表されたのは、2020年3月18日から2020年4月6日までの期間に計測されたものだ。参考値として2月の通行者数と比較されている。

Intelligence Design株式会社の調査結果によれば、小池百合子知事による外出自粛要請後の原宿における週末1日あたりの通行者数は、2月の通行者と比較して10%台まで減少した。

参考値である2月の原宿での週末の通行者数は約2万2000人だった。また、3月の外出自粛要請が出る前の3月20日~22日では約1万2700人だった。それに対し、外出自粛要請が出た後の3月28日、29日の通行者数は約2600人にまで減少した。くわえて、4月4日、5日では約3200人の通行者だった。
※3月29日の減少は降雪の影響も含まれている