チャットボットっていろいろな用途で使われてきてますよね。
海外VISAの申請や宅急便のお問い合わせなどなど。いままで、めんどくさかった手続きも便利になってきています。
その中でも「もっと前に欲しかった……」なんてボットを見つけてしまいました。
大学でのめんどくさい手続きを、チャットボット上で行えてしまうサービス『AdmitHub』です。
無料で導入可能な『Adimit Hub』なら学生一人ひとりのサポートが可能?
『Admit Hub』は大学生活のいろいろな手続きに特化したモバイルメッセンジャープラットフォーム。大学生の疑問対応から、手続きまでをチャットボット上で行うことができます。
最近学生は、メールではなく、メッセンジャーなどの新しいツールを使うようになって、メールを開かなくなっていますよね。そこで、大学側としては生徒に合わせた新しいコミュニケーションツールを導入する必要が出ていました。
それに、大学への入学前や入学後の手続きは複雑で、初めてやる人には大変な作業なんですよね……
それが、いつも使っているMessangerなどを使い、大学のキャラクターを模したチャットボットと会話しながら手続きができたら、簡単かつ気軽にできそうです。
しかも『Admit Hub』は、今は無料で使うことができます。導入することで、コストカットに繋がり、学費を安くすることもできそうですよね。
24時間365日、学生に個別サポート
『Admit Hub』でできることは、学生に対しての課題や、手続きのリマインド。大学生活や入学手続きに関する質問対応や金銭的支援の手続き、アンケートなどなど、幅広いです。
これまでは、業務時間内ではないと大学も対応出来ませんでしたが、チャットボットを導入することで、24時間365日対応することが出来ますしね。
また、必要があれば、チャットボット上で人間によるコミュニケーションもとれるので、ボットに任せる部分と人間がやる部分を使いわけることも可能です。
学生のメッセージ反応率や質問傾向もレポーティングと分析ができるので、これまで以上にデータをもとにした、学生の状況を把握できそうです。
こちらが実際のチャットボットのイメージ動画です。見てみてください。
チャットボットを導入したら、夏で辞める人が21%減少した
気になるのは効果のところ。ちゃんと数値として成果もでています。
ジョージア州立大学で、試験的に3,114人の学生に向けて、入学サポートの為に、『Admit Hub』を利用したチャットボットを用意しました。

※実際のチャットボットは、大学のキャラクターを模していたそうだです。
気になる結果は、、、
- サービスを提供した学生の63%がチャットボットを利用し
- 入学サポート期間中、学生一人につき、平均60件メッセージを交換
- テキストの98%が数分以内に読まれた
- 金銭的な支援手続きの申請率が上がり、夏にやめる人が21.4%減少
という驚くべきもの。大学によると、10人以上のフルタイム職員がいないとできないことをチャットボットが成し遂げることをできたそうです。
大学職員としても、定型的な仕事をチャットボットにやってもらい、対面カウンセリングなど、より大学生が必要としているサポートに回れそうですよね。
大学にも求められるITリテラシー
今後の大学は、高校上がりの若い人だけじゃなくて、一度社会に出てから学び直しに来る、社会人や高齢者の方など、学生が多様化してくる時代。
誰かに聞かないと出来なかった手続きをチャットボットに聞きながらできることは、大学側にも、幅広い年齢層の学生にもメリットがあると思います。
BtoC企業がチャットボットを導入し始めているのと同じく、大学も時代の変化に対応する必要があるのかもしれませんね。