イオングループで児童向けの遊戯施設を運営する株式会社イオンファンタジーは5月16日、社内DXの取り組みとして、顔認証による社内システムログイン「顔認証SSOサービス」を5月中旬より導入すると発表した。社用PCへのログインや出退勤の打刻システムなど、さまざまなシステムを顔認証にするという。
本サービスの導入は、ソフトバンク株式会社の協力のもと、日本コンピュータビジョン株式会社の顔認証とサイオステクノロジー株式会社のシングルサインオン(SSO)技術を連動させ、従来のシングルサインオンで求められるIDとパスワードの入力を省略して従業員の登録顔写真をもとに生体認証を実施する手法を実現したものだ。
「顔認証SSOサービス」画面イメージ
これまで同社の社内システムへのログインは、ID・パスワードの手動入力による認証や静脈認証など、システムごとに異なる認証方法で実施していた。イオンファンタジーはコロナ禍にも負けない安全で効率的な事業運営を追求する中で、日々発生する認証作業をより安全で利便性の高い手法とするため、「顔認証SSOサービス」の導入を進めてきたという。
イオンファンタジーが全国に展開する店舗・事務所の約7000名の従業員を対象とし、約3000台のデバイスを通じた展開を予定している。
- セキュリティ強化、安全・安心な事業運営
- タッチレスで認証が完了するため、より安全な認証作業が可能に
- 個人アクセスにおけるセキュリティ課題の解決(アカウント情報漏洩によるセキュリティリスクが低減)
- 顔認証により悪意のある「なりすまし攻撃」を未然に防ぐ
- 業務効率化:年間約6000時間を省略化
- 認証手法の効率化(手動入力作業をなくし省略化・パスワード忘れ防止)
- 将来的に複数のシステム・デバイスで認証方法を顔認証に一元化
- システムログイン
- 店舗事務所の扉解錠(顔認証導入済み)
- 出退勤の打刻スキャン
本ソリューションのログオン処理イメージ
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