AIでATM不正利用を検知するサービス 検知率は94%、日本国内の金融機関向け

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株式会社ラック(以下 ラック)は日本国内の金融機関向けに、特殊詐欺によるATM不正利用(※)に対して、自社の金融犯罪対策センター(以下、FC3:Financial Crime Control Center)が開発したAI(人工知能)を活用し、不正取引を検知、防御するサービス「AIゼロフラウド(AI ZeroFraud)」を提供開始した。

(※)預貯金詐欺、キャッシュカード詐欺盗など、犯罪者がキャッシュカードを騙し取り、ATMを不正利用して出金する手口

AIゼロフラウドは、AI不正検知機能を搭載しており、金融機関のサービス利用者の取引行動から特殊詐欺行為を発見し、不正利用を停止できる。

FC3が提供するAI不正取引検知エンジンを活用し、金融機関から送信される取引情報を受け取り、分析結果を返信する。

不正取引は正常な取引と比べて極端に件数が少なく不均衡データとなるため、従来のルールベースの検知では対応が難しい場合があったという。AIゼロフラウドではFC3と金融機関が持つ犯罪パターン情報を分析し、学習用データの比率調整をすることで、AIモデルの「特徴量エンジニアリング」に反映した。不均衡データでも発見率が向上し、94%の不正取引検知率を実現したという。

AIエンジンの検知性能

AI不正検知システムと金融機関のシステムの連携では、取引データと分析結果の受送信のみ実施するため、金融機関のシステムへ大きな変更を加えず実装できる。また、既存の不正取引検知システムがある場合にも協調して動作できるため、過去のシステム資産を無駄にしないという。

システム連携

不正取引を検知するAIエンジンは、FC3が収集する犯罪パターン情報によりアップデートされている。金融機関は不正検知システムの定期チューニングにより、最新の脅威に対応できるとのこと。

>>ニュースリリース