画像はUnsplashより
日々、目まぐるしく進化、発展を遂げる人工知能(AI)業界。さまざまな企業が新しいサービスを開始したり、実験に取り組んだりしている。
そこで本稿ではLedge.aiで取り上げた、これだけは知っておくべきAIに関する最新ニュースをお届けする。AIの活用事例はもちろん、新たな実証実験にまつわる話など、本稿を読んでおけばAIの動向が見えてくるはずだ。
- ノーコードで文章のカテゴリを分類するAIを作成できる無料サイト
- AIが提案した髪型を試せるアプリ、現役大学生が開発
- 無料の統計学講座が開講、多変量データの解析法を学べる
- 新型コロナ2月6日まで陽性者数23万4024人 GoogleのAI予測
- 日本経済大学、入試でオンライン受験が可能に 不正防止にAI監督システムを導入
- 「サングラス姿のピカチュウ」や「大根の赤ちゃん」を言葉からイラスト化するAI「DALL・E」が話題に
- AIで大腸がんを検出 発見が難しいケースでも8割近くの精度を発揮
- 男性のお見合い成立件数は400~700万円が最多 ビックデータ分析で明らかに
- 10万円以下のデータサイエンス講座、ビジネスなど実践的な能力を身につけられる
- 災害や事故などのAIリスク速報を表示灯で受け取り可能に、JX通信社など
ノーコードで文章のカテゴリを分類するAIを作成できる無料サイト
株式会社ユーザーローカルは2021年1月8日から、「ユーザーローカル テキスト自動分類AI」を無償提供した。Webブラウザから文書データを入力すると、すぐに人工知能(AI)が自動でどのカテゴリにマッチしているかを判定し、レーダーチャートで可視化できる。
株式会社ユーザーローカルは2021年1月8日から、「ユーザーローカル テキスト自動分類AI」を無償提供した。Webブラウザから文書データを入力すると、すぐに人工知能(AI)が自動でどのカテゴリにマッチしているかを判定し、レーダーチャートで可視化できる。
AIが提案した髪型を試せるアプリ、現役大学生が開発
株式会社アースホールディングスは2021年1月5日、アプリ甲子園の入賞経験を持つ現役大学生(開発当時 高校3年生)の協力を得て開発したオリジナルアプリ「AI Stylist」に、ヘアスタイルを試せる「ヘアシミュレーション機能」を追加したと発表。
「AI Stylist」は、スマートフォンのカメラで写真を撮るだけでAI(人工知能)が顔立ちや顔型を分析し、ヘアサロン「Hair&Make EARTH」のヘアカタログの中から似合う髪型を提案するアプリだ。男女どちらにも対応しており、現在はカメラで撮影する以外に、保存してある画像も使用できる。
無料の統計学講座が開講、多変量データの解析法を学べる
オンライン講座サイト「gacco(ガッコ)」では2021年1月14日から、日本統計学会と日本行動計量学会の協力のもとに作成した「統計学Ⅲ:多変量データ解析法」が開講される。受講料は無料。
実際のデータは複数個の測定項目からなる多変量データであることが多く、そのようなデータの統計解析手法の学習は、統計手法の現実問題への応用で極めて重要なものと言える。本講座では、多変量解析法を実際のデータに適用する際の注意点や実際の応用例を中心に学習できる。
新型コロナ2月6日まで陽性者数23万4024人 GoogleのAI予測
管首相は2021年1月13日、記者会見を開き、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大を受け、「緊急事態宣言」の対象地域に、首都圏の1都3県(東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県)に加え、関西3府県(大阪府、兵庫県、京都府)、東海2県(愛知県、岐阜県)、福岡県、栃木県の7府県を追加すると表明した。
米Google(グーグル)が2020年11月17日に公開した、人工知能(AI)を活用した新型コロナウイルス感染症の感染予測サービス「COVID-19感染予測(日本版)」では、2021年1月10日から2021年2月6日の4週間にかけて、日本全国での陽性者数は23万4024人、死亡者数は4118人におよぶと予想される。
日本経済大学、入試でオンライン受験が可能に 不正防止にAI監督システムを導入
日本経済大学は2021年1月5日、2021年度入学試験のうち「一般選抜」のオンライン入試において、AIを活用した「オンライン試験監督システム」を導入すると発表した。
今回導入するのは、株式会社旺文社と株式会社Edulabが提携し、サービス展開している「Check Point Z」。本システムは、試験実施中の受験者の様子やPCの操作ログなどをすべて記録し、AIと人により二重チェックすることで、受験中の様子を厳密に確認する。
「サングラス姿のピカチュウ」や「大根の赤ちゃん」を言葉からイラスト化するAI「DALL・E」が話題に
OpenAIが2021年1月5日(現地時間)に発表した、言葉を入力するだけで、それっぽいイラストや写真を生成できる「DALL・E(ダリー)」が話題を呼んでいる。「DALL・E」は、「鏡に映ったサングラスを見つめるピカチュウ」や「チュチュを着て犬を散歩させる大根の赤ちゃん」といった言葉を入力すると、それらの言葉にふさわしい画像を生み出してくれる。
なお、OpenAIは、宇宙開発企業スペースX社の共同設立者およびCEO、テスラの共同設立者およびCEOなどを務めるイーロン・マスク氏らが作った非営利団体である。ほかには、言語モデル「GPT-3」などで知られる。
AIで大腸がんを検出 発見が難しいケースでも8割近くの精度を発揮
国立研究開発法人国立がん研究センター、国立研究開発法人科学技術振興機構、国立研究開発法人日本医療研究開発機構は2021年1月12日、大腸内視鏡検査時に、大腸前がん病変および早期大腸がんをリアルタイムに自動検出できる、人工知能(AI)診断支援医療機器ソフトウェア「WISE VISION 内視鏡画像解析AI」を開発し、医療機器として承認されたと発表した。典型例だけではなく、非典型例も検出できる。
同ソフトウェアは、1万病変以上の早期大腸がんおよび、前がん病変の内視鏡画像25万枚(静止画・動画)の画像1枚1枚に国立がん研究センター中央病院 内視鏡科スタッフが所見を付けた上でAIに学習させた。
男性のお見合い成立件数は400~700万円が最多 ビックデータ分析で明らかに
株式会社IBJが運営する結婚相談所ネットワーク「日本結婚相談所連盟」は2020年12月21日、月間4万件超のお見合いに関するビックデータを分析した「お見合い白書」を公開した。
お見合い成立した人のうち「一人当たりのお見合い平均回数」は1ヵ月間で2.4回だが、中には10回以上の人もいる。コロナ禍のリモートワークにより時間に余裕ができ、積極的に活動する人がいることが、理由の1つとして挙げられるという。
10万円以下のデータサイエンス講座、ビジネスなど実践的な能力を身につけられる
株式会社データラーニングは2021年1月1日、オンラインデータサイエンススクール「データラーニングスクール」において、9万9800円でデータサイエンスに必要な知識を網羅的に学べる「チャットサポートプラン」をリリースしたと発表。2021年4月30日までに申し込みをすると、7万9800円で受講できる。
「データラーニングスクール」は、データサイエンスに必要な知識を網羅的に学べるとうたうオンラインスクール。データサイエンティストのためのコミュニティである「データラーニングギルド」に参加することで、現場で働くデータサイエンティストと交流しながら学習を進められるという。
災害や事故などのAIリスク速報を表示灯で受け取り可能に、JX通信社など
株式会社JX通信社と株式会社パトライトは2021年1月7日、JX通信社が開発・販売するAI緊急速報ツール「FASTALERT」(ファストアラート)を用いた防災ソリューション分野で連携すると発表した。
今回の提携により、幅広い業界で活用される回転灯・表示灯を提供するパトライトのネットワーク対応型表示灯と、SNS上から災害・事故・事件などリスク情報をリアルタイムに配信するFASTALERTが組み合わせることで、FASTALERTのリスク速報を、より分かりやすく受け取ることが可能となる。
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