ゴルフスイングをAIが解析し診断:人工知能ニュースまとめ10選

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日々、目まぐるしく進化、発展を遂げるAI(人工知能)業界。さまざまな企業が新しいサービスを開始したり、実験に取り組んだりしている。

そこで本稿ではLedge.aiで取り上げた、これだけは知っておくべきAIに関する最新ニュースをお届けする。AIの活用事例はもちろん、新たな実証実験にまつわる話など、本稿を読んでおけばAIの動向が見えてくるはずだ。


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みずほ銀行、AIで住宅ローン審査結果を最短1分で出すことに成功

株式会社みずほ銀行は3月23日、AI(人工知能)を活用したネット住宅ローンの簡単診断「みずほ AI事前診断」の開始を発表した。

「みずほ AI事前診断」は、住宅ローンの正式審査の前に申し込む事前審査を24時間いつでも利用できるサービスだ。

「みずほ AI事前診断」なら、入力した条件で正式審査を通過する確率を、登録から最短1分で診断できる。このサービスは、「やっと見つけたお気に入りの物件が売れてしまう前に、できるだけ早く借り入れの手続きを進めたい」といった客側のニーズに応えるために生まれた。

花粉の飛散情報をリアルタイムで予報、イスラエル企業の技術を活用

国内の花粉の飛散情報をリアルタイムで得られるサービスを大正製薬株式会社が提供している。飛散量を明記し、その飛散量に応じて「帰宅したら早く入浴したほうがいい」などの対策を教えてくれるサービスだ。花粉の飛散情報は、アレルギー性鼻炎情報ウェブサイト「ALLER-LAB」内で確認できる。

この大正製薬の花粉飛散量を得られるサービスでは、イスラエルに本社をおくBreezoMeter社の空気質モニタリングサービス「BreezoMeter」の花粉データが活用されている。

BreezoMeterは、樹木と草野花粉情報を同時に提供してくれる。また、500m単位の情報を地図表示でき、1時間ごとにデータ更新が可能なのも理由にある。

AI技術で水道管路の劣化を予測、設置年数だけに頼らず交換可能に

Fractaは3月24日、水道事業体に対して、AI技術を活用した水道管路の劣化状態を診断するオンライン管路診断ツールの提供を開始すると発表した。

Fractaが開発したオンライン管路診断ツールは、水道管路に関するデータ(配管素材、使用年数、過去の漏水履歴など)と、独自に収集した1000以上の環境変数を含むデータベース(土壌、気候、人口など)を組み合わせて、各水道配管の破損確率を高精度に解析できる。

楽曲制作を手伝うAIをソニーが開発、メロディーやベース等を提案

株式会社ソニーコンピュータサイエンス研究所は3月24日、AIアシスト楽曲制作プロジェクトFlow Machines(以下、FM)によるサービスの開始を発表した。

FMは、機械学習や信号処理技術でアーティストと共に、いくつものスタイルの新たな音楽の生成に取り組んでいた。そのFMの核となっているのは、AIアシスト楽曲制作ツールFlow Machines Professionalだ。さまざまな音楽を解析して構成された音楽ルールに加え、先端ソフトウェア技術を用いて、クリエイターの構想のもと多様なスタイルのメロディーを自由自在に生成できる。

NTTドコモ、AIがゴルフのスイングを診断する無料アプリを配信

株式会社NTTドコモは3月25日、スマートフォンで撮影したゴルフスイングの動画をスポーツ映像解析AIが診断するアプリ「GOLFAI(ゴルファイ)」を、2020年3月25日(水)から無料で提供開始した。

GOLFAIは、スマートフォンで撮影したスイング動画をAIが診断するアプリ。ユーザーがアップロードしたゴルフのスイング動画をAIが解析し、スイングの弱点やスイングタイプを診断する。その診断結果をふまえ、パーソナライズされた修正ポイントと、レッスン動画による練習方法を提案する。

推しキャラ召喚装置Gatebox、ホログラムキャラクターで江戸の歴史案内

ICT機器の製造・開発を行うGatebox株式会社は2020年3月12日、国内初のビジネス活用事例として成田空港での特別展示にホログラムキャラクターを召喚した。

国立歴史民俗博物館蔵「江戸図屏風」ファブリックパネルによる、特別展示「光る江戸図で感じる日本」の作品紹介に活用されるという。

そんな江戸図屏風の画像を元にファブリックパネルで作られた「光る江戸図」が、Gatebox・Sotaといった解説用ICT機器と同時展示される。観光客向けに、日・英・中・韓の4ヵ国語で屏風の解説を聞くことが可能である。

イトーヨーカドーでは食品およそ2900点をAIが自動判別できる

株式会社セブン&アイ・ホールディングス、株式会社NTTドコモ、フードダイバーシティ株式会社は2020年3月16日、東京都内のイトーヨーカドー6店舗でムスリムやヴィーガン(完全菜食主義者)の方向けの「食品判定システム」の実証実験の開始を発表した。

実証実験では、客が専用のアプリを使い、店舗内の商品棚をスマートフォンで撮影すると、ムスリムやヴィーガンの方が食べてもいいものかどうかについて、アプリが判断材料となる情報を提供する。判定対象となる商品は、セブン&アイグループのプライベートブランド「セブンプレミアム」の食品約2900アイテムだ。

ボストン・ダイナミクスのロボット犬、電力設備や工事現場で活躍

今年に入ってからボストン・ダイナミクスのロボット犬「Spot」の活躍の幅が広がっている。SpotはYouTubeで動画が公開され話題になったので、知っている方も多いだろう。

たとえば、2020年1月に中部電力株式会社が、2020年2月20日には鹿島建設が、ソフトバンクロボティクス及びソフトバンクと協業し、電力作業・土木工事現場においてSpotの実証実験並びに本格活用に向けた検討を開始している。

実験では、360度カメラを搭載したSpotを制御室から遠隔操作することで、工事箇所の写真撮影やメーターなどの計器を点検した。さらに、予め設定したルートに沿って自律歩行できる特性を活かし、巡視すると同時に足場の悪い工事現場での適応性も確認した。歩行中に得られたデータを分析・改良することで、工事現場への適応性を向上させ、更に安全で効率的な運用が可能になった。

AIを使って乳がん検査の精度向上へ、早期発見と診断の実現目指す

株式会社NTTデータとDataRobot, Inc.は3月26日、株式会社ミルテルが提供する乳がん検査「乳がんミアテスト」の精度向上のために、AIサクセスプログラムなどの活用開始を発表した。

AIを活用することで、検査のさらなる精度向上や開発スピード・作業効率の改善を実現していく。これによって、乳がんの早期発見・診断を実現できると考えている。

マグロ養殖作業者が波風や機械音のなかで情報伝達を可能にする実験、KDDIらが実施

長崎県五島市、株式会社サイエンスアーツ、KDDI株式会社は3月27日、五島市のマグロ養殖現場において、ICT/IoTを使ったマグロ養殖作業者の円滑なコミュニケーションによる作業効率化と安全確保を目的に、スマホIP無線を活用した実証実験を実施したことを明かした。

3月25日まで実施されていた実証実験では、株式会社サイエンスアーツが提供するスマホIP無線「Buddycom (バディコム)」を作業者に配備した。

実証実験では、以下の5項目について確認できたそうだ。
・作業者への一斉情報伝達
・数十メートル離れた作業者との会話
・マップを活用した作業者の居場所把握
・海風の音や船の機械音などの騒音のなかでの着信把握と会話
・会話をテキスト化して履歴を確認

今後は、作業者の避難訓練においても避難指示にBuddycomを使用し、避難指示から参集までの時間が短縮可能か検証していく。