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日々、目まぐるしく進化、発展を遂げる人工知能(AI)業界。さまざまな企業が新しいサービスを開始したり、実験に取り組んだりしている。
そこで本稿ではLedge.aiで取り上げた、これだけは知っておくべきAIに関する最新ニュースをお届けする。AIの活用事例はもちろん、新たな実証実験にまつわる話など、本稿を読んでおけばAIの動向が見えてくるはずだ。
- データサイエンティスト検定の模擬問題が公開 対策講座や公式テキストは?
- AIで2枚の写真を合成するサービス「すげえ」「おもしろいな」
- 1000文字以上を65文字にする無料の文章要約AI、重要なキーワードを抽出可能に
- サイボウズ、エンジニア新人研修の講義資料を無料公開 HTTPやDNSの解説など
- NEC社長、社内のDX推進で「事業成長につなげたい」
- 「Python 3 エンジニア認定基礎試験」受験対策プランが月額980円で登場
- 「AI婚活」に興味ある人は女性のほうが多いのに、利用者は男性のほうが多い
- 法政大学、データサイエンス入門を全学部生を対象に9月開講「データを正しく扱う力を身につけてほしい」
- パーソルグループとPwCコンサルティング、自治体DXで協業 IT人材紹介でAIやRPA活用
- 東大松尾研究室、無料の画像認識に特化した講座開講 松尾豊氏が企画
データサイエンティスト検定の模擬問題が公開 対策講座や公式テキストは?
データサイエンティスト協会(DS協会)は、2021年9月に実施予定の「データサイエンティスト検定 リテラシーレベル(DS検定)」の模擬問題を公開した。
DS検定はアシスタント・データサイエンティスト(見習いレベル)に必要な実務能力と知識を有することを証明する試験で、7月から受験申込みを受け付けている。
AIで2枚の写真を合成するサービス「すげえ」「おもしろいな」
今回はAIを活用し、2枚の写真を合成できるサービス「Ostagram」をご紹介したい。数年前にSNS上で話題を呼んだものだ。当時、SNS上では「すげえ」「おもしろいな」などのコメントが見られた。
本サービスを使うと、人物や動物、風景、建物などの写真が生まれ変わる。評判になったのも納得できる合成の完成度ではないだろうか。
1000文字以上を65文字にする無料の文章要約AI、重要なキーワードを抽出可能に
株式会社バズグラフは7月30日、ニュース記事に特化する文章要約AI「ニュースタンテキ」β版(無料)に、要約した文章のなかで「重要なキーワードを抽出」し、サイト上でキーワードの出現率を確認できる機能を追加したと発表。
「ニュースタンテキ」は、最大1万文字まで要約でき、10%~90%の文章要約圧縮率を選択可能。文章圧縮要約率が10%だと、1146文字の文章を65文字に要約できる。URLによる本文抽出機能も備えている。
サイボウズ、エンジニア新人研修の講義資料を無料公開 HTTPやDNSの解説など
サイボウズ株式会社は7月20日、公式ブログにおいて、「2021年のエンジニア新人研修の講義資料」を無料公開したと明らかにした。SNS上では「すごっ」「なかなかいい」「8月の連休これやろ」などのコメントが見られる。
本資料は、「Webアプリケーション基礎」「HTTP/DNS」「デザインの役割と関わりかた」「データベース」「Kubernetesを使った開発入門」などで構成される。目次は以下のとおり。
NEC社長、社内のDX推進で「事業成長につなげたい」
日本電気株式会社(NEC) 代表取締役 執行役員社長 兼 CEOの森田隆之氏は7月30日、2021年度(22年3月期)第1四半期決算説明会のなかで、同社内でのDX推進について「これらの取り組みを自社内の活動に留めず、お客さまに提供するためのリファレンス化、そして『コアDX』領域に組み込むことで、事業成長にもしっかりつなげたい」と語った。
NECは2021年4月に代表取締役 執行役員社長 兼 CEOの森田隆之氏の直下に「Transformation Office」を立ち上げ、プロジェクトを開始した。森田隆之氏は現在の取り組みについて「NEC自らのDXに取り組みます。平行してスマートワークの推進も継続しており、働きがいと生産性の向上を実現すべく活動を強化しています」と述べる。
「Python 3 エンジニア認定基礎試験」受験対策プランが月額980円で登場
株式会社DIVE INTO CODEは7月15日から、無料模試サイトDIVE INTO EXAM内にて「Python3 エンジニア認定基礎試験 受験対策プラン」を開始した。本コースは、IT資格「Python3 エンジニア認定基礎試験」の合格を目指すための学習サービスである。価格は月額980円(税込み)。
DIVE INTO CODEは、一般社団法人Pythonエンジニア育成推進協会やRails技術者認定試験運営委員会認定のオンライン模擬試験「DIVE INTO EXAM」を無料で公開している。
「AI婚活」に興味ある人は女性のほうが多いのに、利用者は男性のほうが多い
株式会社ZWEIは7月5日、結婚相談所「ツヴァイ」の会員を対象に実施した「AI婚活」に関するアンケート調査の結果を発表した。調査期間は2021年4月9日~4月15日。方法はインターネット調査。件数は241件。
本調査では、AI婚活に興味ある人は男性が71.3%、女性は77.5%。一方で、AI婚活の利用者の割合は男性が4.9%、女性は1.7%。AI婚活への興味は女性のほうが多いものの、利用者は男性のほうが多いという結果になった。
法政大学、データサイエンス入門を全学部生を対象に9月開講「データを正しく扱う力を身につけてほしい」
法政大学は7月16日、全学部共通の「法政大学数理・データサイエンス・AIプログラム(MDAP:Mathematics, Data science and AI Program)」を9月から開講すると発表した。
今回は文部科学省による「数理・データサイエンス・AI教育プログラム認定制度(リテラシーレベル)」に準拠した、全学共通科目「データサイエンス入門A」「データサイエンス入門B」を新規に開講する。
パーソルグループとPwCコンサルティング、自治体DXで協業 IT人材紹介でAIやRPA活用
パーソルグループのパーソルテンプスタッフ株式会社とパーソルキャリア株式会社は7月13日、PwCコンサルティング合同会社と自治体DX推進に向けた協業契約を締結したと発表。パーソルグループは8月から、自治体DX推進において重要となる「CIO補佐官」の紹介を開始する。
「CIO補佐官」は、CIOを中心とした自治体のITガバナンスにおいて重要な役割を担い、ITに関する専門的な知見にもとづき、CIOおよびその取り組みを支援することで、自治体における電子行政の高度化・効率化・合理化などに貢献するというもの。
東大松尾研究室、無料の画像認識に特化した講座開講 松尾豊氏が企画
東京大学 松尾研究室は、ディープラーニング(深層学習)を用いた画像認識に特化した全4回のオンライン講座「画像認識 サマースクール」の受講生を募集開始した。対象は学生(大学院、大学、高専、専門学校、高校、中学など)。募集締め切りは8月5日(木)の10時00分まで。受講料は無料。
本講座は、深層学習を用いた画像認識の諸分野の研究・社会実装のスタートラインに立てるレベルの知識・実装力の習得を目指す。画像認識の基本的な歴史から始まり、物体検出、セマンティックセグメンテーション、姿勢推定、顔認証、異常検知、説明可能性など、画像認識に関するさまざまな応用トピックをカバーする。
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