ソニー、ヘッドホンをAIで高音質:人工知能ニュースまとめ11選

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日々、目まぐるしく進化、発展を遂げるAI(人工知能)業界。さまざまな企業が新しいサービスを開始したり、実験に取り組んだりしている。

そこで本稿ではLedge.aiで取り上げた、これだけは知っておくべきAIに関する最新ニュースをお届けする。AIの活用事例はもちろん、新たな実証実験にまつわる話など、本稿を読んでおけばAIの動向が見えてくるはずだ。

ソニー、人工知能でハイレゾ相当の音を再生できるヘッドホン

ソニー株式会社は8月7日、人工知能(AI)技術を活用することで、ハイレゾリューション・オーディオ(ハイレゾ)相当のクリアな音を実現するとうたう、ワイヤレスヘッドホン「WH-1000XM4」を発売した。価格は4万円前後(税抜き)を想定している。

ソニーのワイヤレスヘッドホンとして初めて、高音質技術「DSEE Extreme」を搭載した。DSEE Extremeは、ソニーミュージックスタジオ東京の協力のもと、さまざまなジャンルの楽曲データで深層学習(ディープラーニング)を施したAI技術を活用する。

トヨタ、1588億円の黒字 自動運転など研究開発は昨年とほぼ同額

トヨタ自動車株式会社は8月6日、2021年3月期 第1四半期(2020年4〜6月)決算発表を実施。トヨタは最終利益において、前年同期の6191億円と比較して75%近くもダウンしたものの、1588億円の黒字を確保した。

このような大幅な下落はあるものの、コロナ禍でも黒字確保という底力を見せつけたと言えるトヨタは、引き続き好調な数字を狙うためか、研究開発費を前年同期の1兆1103億円とほぼ同額である1兆1000億円をキープしている。

つくば市と筑波大学、AI活用でつくばセンタービルのリニューアルを目指す

茨城県つくば市と筑波大学人工知能科学センターは8月3日、人工知能(AI)を活かした複合施設「つくばセンタービル」のリニューアルに向け、包括協定を締結した。

協定内容は「AIを活かしたつくばセンタービルリニューアルに向けた検討すること」「AIを活かした運営などをし、施設運営における効果的なAIの可能性を検討すること」の2つ。今後、具体的な活用事項を協議して検討するという。

ソフトバンク、順天堂大学にAI温度検知サービスを導入 わずか0.5秒で測定

ソフトバンク株式会社と、子会社の日本コンピュータビジョン株式会社(JCV)は8月12日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大を受け、順天堂大学にAI温度検知サービス「SenseThunder(センス・サンダー)」を納入したと発表。

人工知能(AI)を活用した顔認識技術と赤外線カメラを使い、マスクを着用したままでも対象者の温度を所要時間0.5秒で測定し、発熱の疑いがある人を検知できる。ソフトバンクは販売と導入支援、JCVは開発と提供を手がける。

AI旅行検索サービス「atta」マイナビトラベルの宿泊情報にアクセス可能に

株式会社マイナビは8月6日、株式会社attaのビッグデータとAIを活用した「お得予報型」旅行検索サービス「atta(アッタ)」に、国内宿泊予約サイト「マイナビトラベル」が手がける宿泊施設の情報を提供開始したと発表。

attaは、航空券や宿泊施設の価格変動を予測できる「お得予報」機能を採用。同サービスで検索できる全世界約230万軒の宿泊施設と、約4400空港(2020年7月末日時点)を離着陸する航空券の料金に対して、独自のビッグデータとAIを駆使し、航空券や宿泊料金の価格トレンドを解析・予報できる。価格が下がると、スマホのプッシュ通知やメールで通知が届くプライスアラート機能も備える。

作業員の健康状態をAIが判断、健康管理を手書き入力からデジタル化へ

株式会社Algoageは8月6日、顔画像解析AIを活用し、大豊建設株式会社の作業員健康管理システムの構築を開始したことを発表した。Algoageは、健康リスクをリアルタイムでモニタリングし、危険を察知するとアラートを出すAIエンジンの開発に取り組んでいる。

Algoageの管理システムにより、「現場作業員の負担になっていた入力作業の手間の削減」「現場管理者が情報の管理、参照をする負担削減」「システム化された網羅的、即時的な健康状態の管理」を実現できる。

三菱商事、AI企業に1億円出資 廃棄ロス問題など解決目指す

三菱商事株式会社は8月13日、SENSY株式会社とともに小売分野のAI活用を推進するために、資本業務提携を締結したと発表。第三者割当増資により、三菱商事がSENSYの株式を一部保有する。日本経済新聞の報道によると、出資額は約1億円とみられるという。

今回の資本業務提携の目的は、小売業界の変革や社会課題の解決をともに実現すべく、共同でソリューション開発や事業推進のためのプロジェクトチーム組成などを通じて、中長期的な協業関係を構築することとしている。

アステラス製薬、ElixとAI創薬を研究開始「AI創薬は非常に有望な技術」

アステラス製薬株式会社は8月6日、人工知能(AI)を活用した活性予測・化合物構造生成・逆合成解析のためアルゴリズム開発を目指し、株式会社Elix(エリックス)との共同研究を7月から開始したと発表。

今回の共同研究の目的は、AIを用いた化合物の薬理活性や、そのほかの特性(ADME、物性、毒性など)予測、化合物構造の生成、化合物の逆合成解析のためとする。

マスク未着用の人を検出する無料サービス ユーザーローカルが提供開始

株式会社ユーザーローカルは8月11日から、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大の感染拡大を受け、マスク着用を自動判定する「マスク着用判定AI」を無償で提供開始した。

店舗の入口やオフィスのエントランスなどにPC・Webカメラを設置することで、来訪者がマスクを着用しているかどうかを深層学習(ディープラーニング)技術で判定し、マスクを着用してない人がいた場合には音声でメッセージを発してくれる。

NTT Comとエイベックス、AIが混雑度を判定 コワーキングスペース3密回避で再開

NTTコミュニケーションズ株式会社(NTT Com)とエイベックス・ビジネス・ディベロップメント株式会社は8月13日から、コワーキングスペース「avex EYE」に、カメラ映像からリアルタイムに混雑状況を可視化できる「COTOHA Takumi Eyes 混雑度可視化技術」を導入することで、感染症対策を強化し、運営を本格的に再開した。

同コワーキングスペースは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で、3月下旬から運営を一時停止していた。「Withコロナ(ウィズコロナ)」や「Afterコロナ(アフターコロナ)」などと言われる現在でも、共創スペースのニーズは根強いという。そのため、来訪者が安心、かつ安全に利用できる環境の整備が急務だったとのこと。

コロナ禍に男性「仕事時間の増加」うつリスク約3.3倍 東大がAIアプリなど活用で分析

東京大学大学院医学系研究科 健康教育・社会学分野教室(近藤尚己 准教授)は8月13日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大にともなう緊急事態宣言の発令による、生活様式の変化について学術論文を発表した。

生活習慣の変化とうつ傾向の関連を調べると、男性は「仕事時間の増加」でうつ傾向のリスクが約3.3倍になる。女性は「子育て時間の増加」「緊急事態宣言中の歩数現象」ともに、うつ傾向のリスクが1.3倍になった。一方で、女性は「在宅ワークへのシフト」をした人は、そうでない人と比べて、うつ傾向のリスクが0.7倍(約26%減)になっている。