マイクロソフト、12週間で学べるIoT教材が無料に:今月のAIニュース8選

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画像はUnsplashより

日々、目まぐるしく進化、発展を遂げるAI(人工知能)業界。さまざまな企業が新しいサービスを開始したり、実験に取り組んだりしている。

そこで本稿ではLedge.aiで取り上げた、これだけは知っておくべき、8月掲載のAIに関するニュースをお届けする。AIの活用事例はもちろん、新たな実証実験にまつわる話など、本稿を読んでおけばAIの動向が見えてくるはずだ。

京都大学、データサイエンス講座のオンライン受講者募集を開始

京都大学は8月2日、「京都大学データサイエンス講座」と題したオンライン講座の受講生を募集開始した。「文系のための統計入門講座~統計検定®3級を目指して~」「データ分析に役立つ統計基礎講座 ~統計分析ソフトウェアR活用を目指して~」の2講座だ。

文系のための統計入門講座は、統計学を初めて学ぶ人やデータ分析業務を始めてみたい人が対象。データ分析の手法を身に着け、身近な問題解決に生かす力が習得できるとされる統計検定®3級レベルの内容を、1回15分程度の動画で丁寧に説明するという。

AI音声合成ソフトウェア「VOICEVOX」が無料公開、商用利用も可

8月1日、商用・非商用問わず無料で使える、中品質なテキスト音声合成ソフトウェア「VOICEVOX(ボイスボックス)」が公開された。株式会社ドワンゴの機械学習技術を中心とした研究開発とサービス応用を手がける「Dwango Media Village」のエンジニア、ヒホ(ヒロシバ)氏が開発したものだ。

すぐに使えるソフトウェアで、イントネーションの詳細な調整が可能。音声ライブラリとしては、落ち着いた優しい声が特徴的な「四国めたん」、子供っぽい高めの声が特徴的な「ずんだもん」を用意している。

マイクロソフト、初心者向けのIoTカリキュラム無料公開 12週間で学習できる

米マイクロソフト(Microsoft)は、あらゆる年齢層の人がIoT(モノのインターネット)の基礎を学べるように、GitHub上に無料のカリキュラム「はじめてのIoT、カリキュラム(IoT for Beginners, curriculum)」を無料公開した。

本カリキュラムは「IoT入門」「デバイスをインターネットに接続する」「アプリケーションロジックのクラウドへの移行」「IoTデバイスから在庫を確認」などで構成している。12週間/24レッスンで学習できる。

アニメ用の美術背景を生成できるAI 30分以上かかる作業が約30秒に

株式会社ラディウス・ファイブ(RADIUS5)は7月29日、ディープラーニング(深層学習)を用いてアニメ用の美術背景を生成する新サービス「Anime Art Painter(アニメ アート ペインター)」をリリースしたと発表。本AIは30分以上かかるようなアニメ背景の作成を約30秒で実現する。

「Anime Art Painter」は1回のAIの処理で、最近のアニメによく使われるような水彩調とベタ塗りに近いアニメ調の2種類に加え、エッジが強調されるようなフィルタ処理をかけて、よりアニメらしい表現に近づけたもの2種類も生成する。

Pythonの実装やMicrosoftのAI講座が無料に

経済産業省は、AIやデータサイエンスなどのデジタルスキルを学べる、無料オンライン講座を紹介する「巣ごもりDXステップ講座情報ナビ」を公開している。

株式会社キカガクが提供する「脱ブラックボックスコース」では、完全無料でディープラーニング(深層学習)の基礎スキルを学べる。理論を学び、プログラミングで理論を実装するスキルを身につけることを目指せる。

「特別定額給付金にはびっくりした」ベーシックインカムで有名な経済学者が熱くなる理由:井上智洋氏インタビュー

近年、世界各国でベーシックインカムに熱い注目が集まっている。ベーシックインカムは政府がすべての国民に無条件で、一定の現金を支給する政策だ。支給金額は算出方法や実験により異なるものの、日本国内の議論においては「月7万円」という金額が持ち出されることが多い。

今回は、2021年5月11日に1年半ぶりの単著『「現金給付」の経済学 反緊縮で日本はよみがえる』(NHK出版、honto、Amazon.co.jp)を刊行した経済学者の井上智洋氏にお話を聞いた。

Pythonが2位、2021年8月のプログラミング言語ランキング

TIOBE Softwareは2021年8月、人気を集めたプログラミング言語を並べた「2021年8月のTIOBE指数」において、「Python」が2位になったと発表した。

TIOBE Programming Communityインデックスを見ると、1位は「C」で4.41%減少、2位は「Python」で2.17%増加、3位は「Java」で4.00%増加、4位は「C++」で0.52%増加、5位は「C#」で0.46%増加している。

「やみくもに窓を開けて換気」をやめた山梨県厚生連健康管理センター、その理由は?

山梨県厚生連健康管理センターは、山梨県最大規模の健康管理センターとして県民の健康を長年にわたり支え続けている。このセンターが設立されたのは1986年のこと。JA山梨厚生連によって、健康診断のための施設として設立された。現在では山梨県民約12万人に健康診断や人間ドックの受診してもらうなど、山梨県の7割近くの市町村と提携している。

同センターでは、新型コロナウイルス感染症に対しても発熱外来を開設し早くから診察に対応していただけでなく、ワクチン接種やスタッフ派遣などさまざまな面で自治体と連携していた。当然、同センターではマスク着用や消毒の徹底、待合室のイスの間隔をあける、こまめな換気など徹底した新型コロナウイルス感染症対策を施している。

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