独ベーシックインカム実験 月15万円:人工知能ニュースまとめ13選

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日々、目まぐるしく進化、発展を遂げるAI(人工知能)業界。さまざまな企業が新しいサービスを開始したり、実験に取り組んだりしている。

そこで本稿ではLedge.aiで取り上げた、これだけは知っておくべきAIに関する最新ニュースをお届けする。AIの活用事例はもちろん、新たな実証実験にまつわる話など、本稿を読んでおけばAIの動向が見えてくるはずだ。

8月の人工知能ニュースまとめはこちら!

・8月3日~8月7日のAI注目ニュース
『東芝、AIなどの拠点に340億円:人工知能ニュースまとめ14選』

・8月10日~8月14日のAI注目ニュース
『ソニー、ヘッドホンをAIで高音質:人工知能ニュースまとめ11選』

・8月17日~8月21日のAI注目ニュース
『「りんな」開発チームが新会社:人工知能ニュースまとめ10選』

ドイツで月15万円のベーシックインカム実験 4日で希望者が120万人に

ドイツの経済研究所が2021年の春から、ユニバーサル・ベーシック・インカム(UBI)を試験的に導入することが明らかになった。米Business Insiderなどが報じている。

実験の参加者である120人は3年間、毎月1200ユーロ(約15万円)を受け取れる。3年間での支給総額は4万3200ユーロ(約540万円)になる。米Business Insiderによると、支給額はドイツの貧困ラインをわずかに上回る額という。

DCON2020東京高専が1位 松尾豊さん「『国がAIをやります』と言っても意味がない」

日本ディープラーニング協会(JDLA)は8月22日、「第1回全国高等専門学校ディープラーニングコンテスト2020(DCON2020)」本選を開催。数ある高専生によるチームがあるなか、東京工業高等専門学校のプロコンゼミ点字研究会が1位に輝いた。

DCON2020は、高専生が日頃培った「ものづくりの技術」と、人工知能(AI)分野でとくに成果を出す深層学習(ディープラーニング)技術を活用して、事業の評価額を競うというもの。本選には書類審査による1次審査、プロトコルによる2次審査を勝ち抜いた11チームが出場し、事業化を想定して作品をプレゼンする。

AIによる姿勢診断、オンライン診療・カウンセリングにも対応

Posen株式会社は7月29日、AIによって現代人が抱える身体の悩みの原因を分析し、オンライン診療やカウンセリングに対応する「Posen」を開発したことを発表した。

長時間のパソコンやスマホの使用による姿勢の歪みは、首、肩、腰、膝の痛みなどの症状を引き起こし、自律神経にも影響を与えるなど、現代人の多くが抱える問題である。

AIで司法試験予備試験のカテゴリを62.4%も予想

株式会社サイトビジットは8月24日、資格試験のオンライン学習サービス「資格スクエア」の人工知能(AI)による試験問題出題予測サービス「未来問」において、2020年度司法試験予備試験短答式試験の解答を予測し、全体のカテゴリ的中率が62.4%を達成したと発表。昨年度より2.4%高い割合になる。

資格スクエアでは、当初は司法試験予備試験 短答式試験が実施される予定だった5月17日に、未来問を活用したオンライン模試を実施し、約800名に受験してもらった。未来問が予測した問題のカテゴリ的中率は、8月16日に実施された本試験で出題された問題と比較し、62.4%を達成した。

大日本印刷とNHK、AIで感情にあわせたフォントに変える字幕システム

大日本印刷株式会社(DNP)と株式会社NHKテクノロジーズ(NT)は8月24日、映像と音声を人工知能(AI)で解析し、内容や感情にあわせた最適なイメージのフォントで字幕を表示できる「感情表現字幕システム」のプロトタイプを開発したと発表。

録画やライブ(生放送)の音声を解析して、リアルタイムで字幕を自動的に付けられる。その際、字幕の内容や発話者の表情を解析して感情を把握し、その感情の表現に最適なフォントを12種類のなかから、自動で選んで字幕に使用する。たとえば、楽しい内容は丸みのあるフォントで、怒っている内容は角ばったフォントで表示できる。

発作前の不整脈の診断予測を可能にするAI技術、早期発見で脳梗塞などの予防に貢献

株式会社カルディオインテリジェンスは8月21日、同社が開発した心電計を応用した医療機器、隠れ心房細動診断支援AI(以下AI医療機器)に関する医師手動治験を実施するため、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)が公募した「医療機器開発推進研究事業」に採択されたことを発表した。

カルディオインテリジェンスが提供するAI医療機器は、不整脈の発症予測が可能なAI技術としては世界初となる。

幻冬舎、AIを活用した校正・校閲業務を導入 1万字の文章での表記揺れを約3秒で検出

株式会社ミラセンシズと株式会社幻冬舎ルネッサンス新社は8月25日、出版書籍の校正・校閲業務の支援ツールとして、AIを活用した自動文章校正・校閲ソリューション「AI editor」の導入検証を開始したと発表した。

AI editorは、最先端のAI・機械学習技術を活用した文章校正・校閲ソリューション。BERTをはじめとしたDeep Learning技術が組み込まれた、独自開発のテキスト解析エンジンによって文章校正・校閲にかかる時間短縮を実現する。具体的には、1万字の文章に対して表記揺れの有無を約3秒で検出可能だ。

AIを活用した市場価値測定サービス 求職者の転職活動を支援

株式会社スマイループスは8月19日、同社が運営するオンライン型AI転職エージェント「ジョブクル転職」において、AIで求職者の正確な市場価値を測定する「AI市場価値算出」機能をリリースしたことを発表した。

本機能の導入で求職者は転職時に、自身の年齢・学歴・経験職種などを入力することで、正確な市場価値を把握できるようになる。

ホンダ、AI搭載の新型EV「Honda e」451万円から 海外は約372万円

本田技研工業株式会社(ホンダ)は8月27日、新型電気自動車(EV)「Honda e(ホンダ イー)」を発表した。販売開始は10月30日から。価格は「Honda e」が451万円、「Honda e Advance」は495万円(いずれも税込み)。

ドイツでは「Honda e」は補助金が適用され、2万9470ユーロ(約372万円)から。日本では451万円(税込み)からと、80万円近くも高い計算になる。なお、価格の影響もあってか、販売計画台数(年間)は1000台としている。

「第9回ロボット大賞」が8/31まで募集受付中 優れたロボットや関連技術などを表彰

第9回目となるロボット大賞が2020年8月31日(月)まで募集を受け付け中だ。

ロボット大賞は、ロボット技術の発展やロボット活用の拡大などを促すため特に優れたロボットや部品・ソフトウェア、それらの先進的な活用や研究開発、人材育成の取組みなどを表彰する制度である。企業だけでなく、ユーザー、大学、研究機関まで幅広く応募を受け付けていることが特徴で、大臣賞などさまざまな賞が用意されている。

ルンバ、AIで家具を認識して掃除可能に

アイロボット・コーポレーションは日本時間8月26日、同社史上最大とうたうソフトウェアのアップデート「iRobot Genius(アイロボット・ジーニアス)ホームインテリジェンス」を発表した。iRobot HOMEアプリの仕様に加え、ロボット掃除機「ルンバ」や、床拭きロボット「ブラーバ」の機能も大幅に改良される。

iRobot Geniusでは、最先端のロボットAIを採用。業界初とうたう物体認識機能を備えており、機械学習によって、ソファやテーブルといった特定の家具を自動的に検出する。これにより 「ソファのまわりを掃除する」など、ピンポイントでの清掃を実現する。

AIで写真を「ピカソ風」「ゴッホ風」に 変換は無料

株式会社ラディウス・ファイブ(RADIUS5)は、人工知能(AI)ツールのプラットフォーム「cre8tiveAI」に、AI「Enpainter(エンペインター)」を追加したと発表。

自分が保有する写真をEnpainterにアップロードするだけで、パブロ・ピカソやフィンセント・ファン・ゴッホ、エドヴァルド・ムンクなど有名画家風の絵画画像に変換できる。

ぶどうの粒数を自動判定して効率的な摘粒作業を実現へ、山梨大学開発のAI技術

山梨大学工学部 茅暁陽教授の研究グループが、山梨県内の農業生産法人ドリームファーム株式会社と連携し、ぶどう摘粒時に粒数を自動測定するAI技術を共同開発した。

ぶどうは一年を通じて管理が必要な果物で、品種ごとにきれいな形に形成するための粒の数が決まっている。例えば、藤稔では 28~30 粒、ピオーネでは 32 粒、巨峰では 35~40粒など、必要な粒数を残して余分な粒を切り取る必要がある。