京大メソッドの統計入門が無料に:人工知能ニュースまとめ10選

このエントリーをはてなブックマークに追加

画像はUnsplashより

日々、目まぐるしく進化、発展を遂げるAI(人工知能)業界。さまざまな企業が新しいサービスを開始したり、実験に取り組んだりしている。

そこで本稿ではLedge.aiで取り上げた、これだけは知っておくべきAIに関する最新ニュースをお届けする。AIの活用事例はもちろん、新たな実証実験にまつわる話など、本稿を読んでおけばAIの動向が見えてくるはずだ。

ノーコードで誰でも簡単にAIが作れる「Learning Center」オンプレミス提供開始

AI inside 株式会社は9月1日、ノーコードで高精度なAIモデル開発ができる「Learning Center」をオンプレミス環境で提供開始すると発表した。

「誰でも簡単に高精度なAIモデル開発ができる」をコンセプトにした、ノーコードAI開発サービス。これまでのクラウド提供に加え、オンプレミス環境「AI inside Cube Pro」上での提供を開始することで、ユーザーはAIモデルの学習・推論を自社ネットワーク内で完結させられる。

就活生が仕事で使いたい言語は「Python」が最多、企業は「Java」で大きなズレ

レバテック株式会社は8月27日、ITエンジニア専門新卒向け就活支援エージェント「レバテックルーキー」において、2023年入社予定のエンジニア就活生214名を対象に実施したプログラミング言語のトレンド調査の結果を発表した。

本調査では、エンジニア就活生が今後仕事で使用してみたいプログラミング言語は「Pyhton(59.8%)」が最多だった。企業が求める習得してほしいプログラミング言語は「Java(71.4%)」が最多で、大きなズレがあると明らかになった。

AIがブラジャーを選んでくれるWebサイト公開

新型コロナウイルス感染拡大の影響により、オンラインで買い物をする機会が増えているが、自分の体型やバストの形にピッタリフィットするブラジャーを購入するのは難しい。

株式会社HEAVENJapanは8月30日、Web上で必要な項目を入力するだけで、ぴったりな下着とサイズをAIが提案するWebアプリ「AIするブラ診断」を公開した。大阪府立大学と共同開発したもので、オンライン上で下着を購入するときの煩わしさをなくし、より自分の体に合った下着選びができる。

統計の入門講座が無料に、京大メソッドでデータサイエンス関連教員が担当

株式会社ドコモgaccoは、オンライン講座「gacco(ガッコ)」において、京都大学 国際高等教育院 附属データ科学イノベーション教育研究センターによる「統計の入門」講座を開講中だ。受講料は無料。

本講座は、統計ならびに統計学に関する基本的な考え方を中心に講義することで、より発展的な統計・統計学の学習への礎となればと考えているという。そのため、統計分析手順の機械的な利用や解釈というよりも、その基礎となる考え方を学ぶことを重視するとした。厳密な数学的証明は避け、あくまで統計・統計学のエンドユーザーとして必要とされる内容の直感的な理解を目指すとしている。

NEC、2025年度までにデジタル人材を1万人に倍増「役員を含め、全社員にスキル獲得が必要」

日本電気株式会社(NEC)は9月9日、現在5000名のデジタル人材を2025年度までに1万人に倍増し、同社のDX(デジタルトランスフォーメーション)の取り組みを強化すると発表した。

ここで言うデジタル人材とは、コンサルタント、サービスデザイナー、アーキテクト、ビジネスデザイナー、アジャイルエンジニア、データサイエンティスト、クラウド系人材、生体認証・映像分析人材、サイバーセキュリティ人材を指す。

日本初? 北海道の札幌市立高校「数理データサイエンス科」2022年4月に開設 Pythonでデータ分析を学ぶ演習など

北海道札幌市にある市立高校「市立札幌旭丘高等学校(札幌市立旭丘高校)」は2022年4月、日本の高校初と見られる「数理データサイエンス科」を開設する。

独自のオリジナル講座として、ビッグデータを分析する「データサイエンス演習(仮称)」、Pythonでデータ分析に必要なプログラミングを学ぶ「プログラミング演習(仮称)」、分析したデータの視覚化を学ぶ「インフォグラフィックス(仮称)」、AI(人工知能、機械学習)の基礎を学ぶ「人工知能概論(仮称)」を用意した。

DXとデジタル化の違い「説明できない」が7割以上、役員より中間管理職ほうが本気度低い

株式会社ドリーム・アーツは8月24日、従業員数1000名以上の大企業の経営層および役職者1000名を対象に、DXとデジタル化の取り組みに関する調査を実施し、結果を発表した。

「DXとデジタル化の違いについて説明できるか」という問いには、「どちらかというと説明できない」「説明できない、わからない」は73%。職位別に見ると、「説明できない」と回答したのは役員クラス(取締役以上)が61%、管理職(部長クラス)は64%、中間管理職は80%だった。

ITエンジニアは539.3万円で2位 未経験者比率は最少、職種別の正社員の平均初年度年収

株式会社マイナビが8月23日に発表した「2021年7月度 正社員の平均初年度年収推移レポート」では、職種別での平均初年度年収は「ITエンジニア」が539.3万円で、2位だったと明らかになった。

「ITエンジニア」は職種別での経験者求人の比率は74.8%、未経験者求人の比率は25.2%で最少だった。

明治神宮外苑が9160万円でトップ、AIで分析した東京23区公園近くの住宅価格

株式会社プライスハブルジャパン(PriceHubble)は8月19日、東京23区の大規模公園(10万平米以上)付近の住宅価格をAI査定を使って分析し、発表した。

トップ3には高級住宅街のあるエリア、明治神宮外苑、代々木公園、芝公園がランクイン。価格が高いエリアほど、1年前と比べて値上がりしていることがわかる。

データサイエンティスト検定公式の参考書籍が予約開始、対策講座情報も公開

データサイエンティスト協会は、9月11日から試験が始まる「データサイエンティスト検定 リテラシーレベル」(DS検定)の公式リファレンスブックと対策講座の情報を公開した。

DS検定は、データサイエンティスト協会が2021年9月に実施予定の試験だ。アシスタント・データサイエンティスト(見習いレベル)に必要な実務能力と知識を有することを証明できる。

そのほか、最新AIニュースはこちらから