松尾豊氏ら企画の無料講座:人工知能ニュースまとめ17選

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日々、目まぐるしく進化、発展を遂げるAI(人工知能)業界。さまざまな企業が新しいサービスを開始したり、実験に取り組んだりしている。

そこで本稿ではLedge.aiで取り上げた、これだけは知っておくべきAIに関する最新ニュースをお届けする。AIの活用事例はもちろん、新たな実証実験にまつわる話など、本稿を読んでおけばAIの動向が見えてくるはずだ。

9月13日~9月18日のAI注目ニュース

リオネル・メッシ選手、視覚障がい者を支援 AIデバイスを開発するオーカムでアンバサダーに

オーカムテクノロジーズは9月10日、サッカー選手のリオネル・メッシ選手をグローバルアンバサダーに迎え、新プロジェクト「OrCam Dream Team」を開始すると発表した。オーカムテクノロジーズは、目の不自由な人のための⼈⼯知能(AI)を搭載した視覚⽀援デバイスを製造している。

今回のプロジェクト「OrCam Dream Team」では、さまざまな障がいがある人にとって、テクノロジーのもたらすサービスがもっと身近なものになるとともに、世界中の視覚障がいがある人々やコミュニティが直面している問題について、広く一般に知ってもらうことを目的にしているという。

ホットペッパーグルメ、AIで料理の絵を認識しテイクアウトできる店を検索

株式会社リクルートライフスタイルは9月10日から、グルメ情報サイト「ホットペッパーグルメ」のスマホサイトで、人工知能(AI)を活用し、料理の絵からテイクアウトできる店を探せる新機能「おえかきテイクアウト」(特設サイト)を提供開始した。

「おえかきテイクアウト」は、食べたいメニューを実際に絵に描き撮影して読み込むと、そのメニューをテイクアウトできる店を簡単に検索できる。Googleが公開した機械学習用のオープンソースライブラリ「TensorFlow」を活用して開発した画像認識AIにより、子どもが描くイラストでも料理の種類を判別し、「ホットペッパーグルメ」の店リストから、検索および表示する。

トンネル点検での人員不足や作業負担 AIシステムの活用で解消を目指す

応用地質株式会社は9月10日、トンネルの点検業務を人工知能(AI)により効率化し、インフラメンテナンスの担い手確保や技術の品質維持・向上に貢献する「トンネルAIシステム」を開発したことを発表した。

応用地質は、これまでにもトンネル覆工コンクリートの健全度をAIにより自動判定するシステムを開発・運用しているが、今回はトンネル近接目視に関わるさらなる効率化と精度向上を可能とするものだ。

カメラ映像から不審者を検知する次世代防犯システム

有限会社NITコンサルタントは9月1日、人工知能(AI)と連携して、カメラ映像から不審者や転倒者を検知し、通知する「エッジAI見守り・防犯検知システム」の提供を開始したことを発表した。エッジAIを活用することにより、カメラ映像をリアルタイムに処理し、検知できる。

検知可能な内容は、刃物を持った人や、人がいないはずの場所、時間帯に徘徊している不審者などの防犯効果が期待できる。それに加えて、座り込みや寝転がるなどの迷惑行為をしている人、転倒している人などを昼夜問わず、検知ができる。そして、なにかを検知した場合、遠隔地にいる家族や現場責任者、警備担当者へメールが通知され、カメラ映像の確認が可能だ。

スペイン、上限約12万8000円のベーシックインカム 申請殺到で行き詰まりに

スペイン政府によるベーシックインカム(最低所得保障)に申請が殺到しており、行き詰まり状態であると明らかになった。AFPが報じている。

AFPの報道によると、8月20日時点では申請は75万件あるものの、審査済みは14万3000件、承認済みは8万件に過ぎないという。

楽天と東急、ビッグデータを活用 店舗で価格設定や品揃えなど見直し

楽天株式会社と東急株式会社は9月1日から、楽天と東急が双方で蓄積するオンラインとオフラインのビッグデータを活用し、データマーケティングソリューションを提供する「楽天東急プランニング株式会社」を営業開始した。楽天東急プランニング設立による包括的業務提携を通じて、新事業開発に取り組む。

新会社の代表取締役社長には楽天の常務執行役員である笠原 和彦(かさはら かずひこ)氏、代表取締役副社長には東急の経営企画室マーケティング・IT推進グループ 統括部長である日野 健(ひの たけし)氏が就任した。

KDDI、社員の体調不良をストレスや残業時間によりAIで予想 発見時間を最大6分の1に短縮

KDDIは9月10日から、全社員約1万2000人に、HRテクノロジーを活用したストレス人工知能(AI)分析「AI社員健康管理」を提供開始した。同AI分析を活用することで、日常的に社員の心身の変化を把握し、心身の不調につながる予兆を早期に察知・フォローすることを目指す。

KDDIは、心身不調の予兆のある社員を本人から申告のない段階でも発見し、医療職や所属長と連携のうえフォローするため、全社員を対象に、ストレスチェックを年に1回、残業時間やストレスチェック結果などのデータを用いた「AIによる不調予兆者検知」および「社内カウンセラー面談」を年に2回実施している。

Google、ノーコードのアプリ開発サービス RPAに本腰か

米Google(グーグル)は9月8日、公式ブログにおいて、デジタルトランスフォーメーション(DX)を加速させるとうたう、ノーコードのビジネス アプリケーション プラットフォーム「Business Application Platform」の詳細を明らかにした(公式サイト)。

フランスのIT系ニュースサイト「Silicon.fr」の報道によると、「Business Application Platform」は、Compute Engine、App Engine、Cloud Functions、Cloud Run上でAPIを作成、デプロイ、管理できるフルマネージドサービス「API Gateway(ベータ版)」に加え、「Apigee data source for AppSheet(一般提供)」「AppSheet Automation(先行アクセス)」でも構成されるという。

NVIDIA、Armを約4兆円で買収 AI時代のコンピュータ企業を目指す

NVIDIAは9⽉14⽇、ソフトバンクグループ株式会社(SBG)およびソフトバンク・ビジョン・ファンド(ソフトバンクグループ)から、Arm Limited(Arm)を400億⽶ドル(約4兆2000億円)で買収したと発表。

NVIDIAの最先端のAIコンピューティング プラットフォームと、Armのエコシステムを融合することで、ともにイノベーションを加速させるという。巨大な⾼成⻑市場に事業を展開し、人工知能(AI)時代に向けた世界最高のコンピューティング企業を目指すとしている。

AIがSNSの投稿を瞬時に判別し見直させるサービス、トラブルを減らす効果を見込む

アディッシュ株式会社は9月15日から、投稿者がSNSなどインターネット上に投稿する前に、内容再考の機会を促すアラート機能を備えた人工知能(AI)検知サービス「matte(マッテ)」を提供開始した。

「matte」は投稿内容を取り込み、AIにより瞬時に判別することで、ポップアップで通知してくれる。不適切だと懸念される投稿がある場合は、高性能AIモデルがタグ付けし、ユーザーが投稿をする前にアラートで通知する。

アップル、Apple WatchやiPad Airなど発表 機械学習の性能が上がったA14 Bionicも

アップルは現地時間9月15日、「Apple Event」をオンラインで開催した。

同イベントで発表されたのは、スマートウォッチの新製品「Apple Watch Series 6」と、廉価版「Apple Watch SE」。タブレット端末「iPad(第8世代)」、新デザインの「iPad Air(第4世代)」。それに加え、Apple MusicやApple TV+など、アップルのサブスクリプションサービスを一括で楽しめる「Apple One」の存在も明らかになった。

レタス栽培の不良苗を検出するAIシステムで生産性向上へ 丸紅らが開発

丸紅ネットワークソリューションズ株式会社(丸紅ネットワーク)は9月16日、株式会社トーヨーエネルギーファーム(以下、トーヨーエネルギー)が運営するレタス水耕栽培農園において、人工知能(AI)を用いた育成不良苗検出システムを株式会社トーヨーホールディングス R&Dセンターと共同開発したことを発表した。

本システムは、丸紅ネットワークが提供するAI分析映像監視サービス「TRASCOPE-AI」を活用しており、レタス棚の静止画をクラウドにアップロードし、クラウド上でAIが解析することで育成不良苗を検出する。

松尾豊氏らが企画、東大生以外も受けられる無料講座 データサイエンティスト目指せる

東京大学では10月7日から、オンライン講座「GCI 2020 Winter」を開講する。現在、同講座の受講者を募集中だ。本講座の企画には、東京大学大学院工学系研究科 教授で、『人工知能は人間を超えるか』(KADOKAWA)などの著書でも知られる松尾豊氏も携わっている。

本講座では、あらゆる分野で武器になるデータの解析・分析スキルのコアとなる、機械学習およびビッグデータを扱う技術、分析結果を効果的に可視化する技術の基盤を網羅的に身につけられる。一人前のデータサイエンティストとして活躍する入り口に立つことを目指すという。

京葉銀行、AIで本人確認をオンライン化 口座開設を2週間から2営業日に短縮

株式会社京葉銀行は、「口座開設アプリ」の後継サービスとして9月14日から取り扱いを開始する「WEB口座開設」サービスの本人確認手続きにおいて、株式会社Liquidが提供するサービス「LIQUID eKYC」を採用した。

「LIQUID eKYC」は、最高水準の顔認証精度、OCR読取精度を誇るとうたうサービス。人工知能(AI)による学習で、今後も精度性能が向上するという。

富士通とトヨタ、物流コストを最大5%削減か 量子コンピュータ技術活用で

富士通株式会社と株式会社トヨタシステムズは9月10日、富士通の組合せ最適化問題を高速に解く量子コンピューティング技術「デジタルアニーラ」を活用し、自動車製造に必要な部品の物流ネットワークを最適化する共同実証を実施したと発表。

本共同実証では、数百を超える仕入れ先から部品を仕入れ、数か所の中継倉庫を通り、数十の工場へ配送する300万以上のルートを探索する問題に対して「デジタルアニーラ」で計算し、トラック数、総走行距離、仕分け作業などを含めた物流コストを最適化した。

KDDI、マスク未着用者をAIで検出 感染経路の調査も

KDDI株式会社は9月14日から、エコモット株式会社と株式会社WDSの協力のもと、画像認識技術を活用した建物に入室する人の体表面温度の自動測定や、マスク未着用者の検出と着用を促す「KDDI IoTクラウドStandard サーマルカメラパッケージ」を提供開始した。

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)感染拡大の影響により、ユーザーが建物に入場入室をする際に、従業員が非接触体温計を活用し、体表面温度を測定する企業や店舗が多く見られる。マスク未着用の人には従業員が声をかけ、協力を仰いでいるのが現状だ。

AIでオリジナルの香りを作成 好みのボトルで注文も可能

株式会社キャライノベイトは9月10日、人工知能(AI)で香りを作るAISCENT(アイセント)のサービスリリースおよび、AISCENTスターターキット(税別16,000円)の販売開始を発表した。

AISCENTでは、アカウントを登録後、香りに必要なレシピを製作できる。レシピ製作にあたっては「AIで香りを作る」パターンと「自分で香りを作る」パターンの2種類から選択する。