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日々、目まぐるしく進化、発展を遂げるAI(人工知能)業界。さまざまな企業が新しいサービスを開始したり、実験に取り組んだりしている。
そこで本稿ではLedge.aiで取り上げた、これだけは知っておくべき、9月掲載のAIに関するニュースをお届けする。AIの活用事例はもちろん、新たな実証実験にまつわる話など、本稿を読んでおけばAIの動向が見えてくるはずだ。
- 文系理系を問わず学びたい! 滋賀大学データサイエンス学部の無料講座 改訂版
- 孫正義さん、iPhone開発時スティーブ・ジョブズさんに「パンツ漏らすぞ」と言われた
- 統計の入門講座が無料に、京大メソッドでデータサイエンス関連教員が担当
- ダミーの個人情報を自動生成するジェネレーター無償提供、最大1万人分を生成
- 新資格「データサイエンス数学ストラテジスト」が9月21日から開始 機械学習やビジネス活用も問われる
- AIがブラジャーを選んでくれるWebサイト公開
- 就活生が仕事で使いたい言語は「Python」が最多、企業は「Java」で大きなズレ
- NEC、2025年度までにデジタル人材を1万人に倍増「役員を含め、全社員にスキル獲得が必要」
文系理系を問わず学びたい! 滋賀大学データサイエンス学部の無料講座 改訂版
オンライン講座サイト「gacco(ガッコ)」では10月18日の15時から、滋賀大学データサイエンス学部による文系理系を問わず、すべての大学生に学んでもらいたい内容を実現したとうたう「大学生のためのデータサイエンス(Ⅰ)」が開講される。受講料は無料。
本講座は改訂版として、滋賀大学を含む数理・データサイエンス教育強化拠点コンソーシアムが提示した「数理・データサイエンス・AIモデルカリキュラム」に添い、新たなトピックスに「情報倫理」、データ分析手法に「主成分分析」や「クラスター分析」などを盛り込んだ。近年のデータサイエンス・AI分野の動向をアップデートし、リニューアルしている。
孫正義さん、iPhone開発時スティーブ・ジョブズさんに「パンツ漏らすぞ」と言われた
ソフトバンク株式会社とSB C&S株式会社が9月15日に開催した「SoftBank World 2021」の基調講演のなかで、ソフトバンクグループ株式会社 代表取締役 会長兼社長執行役員 孫正義さんが、iPhone開発時にスティーブ・ジョブズさんに「おまえ、パンツ(のなか)漏らすぞ」と言われたことを懐かしむ場面があった。
孫正義さんが「日本復活の鍵」として挙げたのはスマートロボットだ。孫正義さんはスマートロボットをスマボの略称で呼んでおり、「おそらく、僕が作った造語ではないか」と話している。
統計の入門講座が無料に、京大メソッドでデータサイエンス関連教員が担当
株式会社ドコモgaccoは、オンライン講座「gacco(ガッコ)」において、京都大学 国際高等教育院 附属データ科学イノベーション教育研究センターによる「統計の入門」講座を開講中だ。受講料は無料。
本講座は、統計ならびに統計学に関する基本的な考え方を中心に講義することで、より発展的な統計・統計学の学習への礎となればと考えているという。そのため、統計分析手順の機械的な利用や解釈というよりも、その基礎となる考え方を学ぶことを重視するとした。厳密な数学的証明は避け、あくまで統計・統計学のエンドユーザーとして必要とされる内容の直感的な理解を目指すとしている。
ダミーの個人情報を自動生成するジェネレーター無償提供、最大1万人分を生成
株式会社ユーザーローカルは、開発者向けにシステム試験用の疑似個人情報データをワンクリックで自動生成できる「個人情報テストデータジェネレーター」を無償で提供開始した。本ジェネレーターは大量のダミーデータをすぐに生成し、システム開発における品質検査やセキュリティチェックに利用できる。
システム開発時には、本番運用を開始する前に動作テストやセキュリティチェックの実施が不可欠になる。しかし、実際の会員情報でチェックすることは危険なためダミーのデータを使ってテストを実施するが、ダミーデータ作成には大きな手間がかかる。
新資格「データサイエンス数学ストラテジスト」が9月21日から開始 機械学習やビジネス活用も問われる
日本数学検定協会は、新資格「データサイエンス数学ストラテジスト」の資格試験を2021年9月21日から開始予定だと発表し、公式サイトを公開した。
「データサイエンス数学ストラテジスト」資格は、データサイエンス戦略(データの把握や分析など)で必要とされる数学的スキル、リテラシーの理解度・習熟度を測定し認定するもの。データサイエンスの基盤となる基礎的な数学(確率統計・線形代数・微積分)と実践的な数学(機械学習系・アルゴリズム系・ビジネス系数学)の2つが合わさり体系化されている。
AIがブラジャーを選んでくれるWebサイト公開
新型コロナウイルス感染拡大の影響により、オンラインで買い物をする機会が増えているが、自分の体型やバストの形にピッタリフィットするブラジャーを購入するのは難しい。
株式会社HEAVENJapanは8月30日、Web上で必要な項目を入力するだけで、ぴったりな下着とサイズをAIが提案するWebアプリ「AIするブラ診断」を公開した。大阪府立大学と共同開発したもので、オンライン上で下着を購入するときの煩わしさをなくし、より自分の体に合った下着選びができる。
就活生が仕事で使いたい言語は「Python」が最多、企業は「Java」で大きなズレ
レバテック株式会社は8月27日、ITエンジニア専門新卒向け就活支援エージェント「レバテックルーキー」において、2023年入社予定のエンジニア就活生214名を対象に実施したプログラミング言語のトレンド調査の結果を発表した。
本調査では、エンジニア就活生が今後仕事で使用してみたいプログラミング言語は「Pyhton(59.8%)」が最多だった。企業が求める習得してほしいプログラミング言語は「Java(71.4%)」が最多で、大きなズレがあると明らかになった。
NEC、2025年度までにデジタル人材を1万人に倍増「役員を含め、全社員にスキル獲得が必要」
日本電気株式会社(NEC)は9月9日、現在5000名のデジタル人材を2025年度までに1万人に倍増し、同社のDX(デジタルトランスフォーメーション)の取り組みを強化すると発表した。
ここで言うデジタル人材とは、コンサルタント、サービスデザイナー、アーキテクト、ビジネスデザイナー、アジャイルエンジニア、データサイエンティスト、クラウド系人材、生体認証・映像分析人材、サイバーセキュリティ人材を指す。
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