株式会社Archaicと株式会社NTTPCコミュニケーションズは6月6日より、既存の監視カメラをマーケティング用のカメラにも活用できるエッジAIカメラソフトウェア「AI Open Camera」を無償で提供開始した。来店者の属性や来店人数を見える化し、販売数予測や広告効果を検証する、といったことが手軽に始められるようになる。
人々の行動様式の多様化が進み、監視カメラの画像データを活用した小売店、自治体、イベントでの来店者の属性や詳細な行動等を分析したマーケティングの重要性が高まっている。
しかしながら、中小事業者では取得した画像データをマーケティングに活用することができていないのが現状だ。
こうした課題に応えるために、NTTPCが運営する「Innovation LAB」での知見を活かし、マーケティングに必要な機能を備え、既存のIPカメラとPCがあれば簡単に導入できるエッジAIカメラソフトウェア「AI Open Camera」を無料で提供開始した。
「AI Open Camera」の映像ページイメージ
「AI Open Camera」の解析ページイメージ
「AI Open Camera」の特徴は以下のとおり。
- AIソフトウェアを無料で簡単に利用可能
本サービスは、PCに「AI Open Camera」をダウンロードし、そこに監視カメラを紐づけるだけで、現状の監視カメラをマーケティング用のエッジAIカメラにできる。エッジAIの活用により高セキュリティで通信コストを削減するエッジAIカメラソフトウェアを無料で提供する。AIの専門知識が不要で、直感的に利用できるため導入が簡単だという。 - 初期投資不要
既存のIPカメラとPCで利用でき、専用の設備を新たに導入する必要がないため、初期投資が不要。GPUなどの高性能のサーバーがなくともノートPCなどでも動作するようにチューニングしている。「AI Open Camera」設定イメージ
- マーケティング戦略や経営戦略の策定に活用可能
監視カメラの画像を「AI Open Camera」がデータ分析し、性別・年齢・来店人数をデータ化する。小売店やイベント会場であれば、来店者の属性や来店人数を見える化できるため、販売数予測や広告効果の検証が可能になり、マーケティング戦略や経営戦略の策定に活用できる。小売店での購入者のデータ取得に加え、未購入者の属性や行動データを取得することで、新しい販促アイディアに繋げることも可能。性別・年齢を推定し、来店人数をデータ化してマーケティング戦略の策定に活用
本サービスは、URLからソフトウェアをダウンロードすると利用できる。 Windows上で動作可能とのことで、必要なスペックは以下のとおり。
- CPU:Core i7-8550U CPU @ 1.80GHz 以上
- メモリ:8GB以上
- OS:Windows 10
今後は統計データやPOSシステムの連携、学習機能を備えた「AI Open Camera WEB版」の提供も予定しているという。
ダウンロード先URLはこちら
>>ニュースリリース