AIで野菜の市場価格を予測する無償サービス 週次単位で高精度に予測

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画像はUnsplashより



新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)と株式会社ファームシップ、国立大学法人豊橋技術科学大学は3月24日から、NEDOが取り組む「人工知能技術適用によるスマート社会の実現」事業の一環として、野菜など5品目の市場価格を週次単位で高精度に予測するサービスの無償提供を開始した。本サービスで業界全体の生産性と収益性の向上、廃棄や販売の機会損失低減効果を目指すという。

NEDOによると、近年、植物工場で生産される野菜は狭い耕地で天候に影響されず安定生産が可能なため、生産量を伸ばしているという。しかし、植物工場の野菜の需要は露地野菜の価格によって大きく左右されることが課題である。本来、効率的な生産を可能にするはずの植物工場だが、生産した野菜の廃棄や販売の機会損失が生じている。

NEDOはこのような課題を解決するために、「人工知能技術適用によるスマート社会の実現」事業に取り組んでいる。具体的には、ビッグデータ収集・ビッグデータとAIを活用した需給マッチング・これに基づいた栽培物の成長制御や物流などによりバリュー・チェーン全体を効率化することで、課題解決を図る。


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ファームシップと豊橋技術科学大学はすでに2019年11月から、東京都中央卸売市場大田市場のレタス価格を予測する予測アルゴリズムを実証しており、今回さらにトマト、ミニトマト、イチゴ、ほうれん草を加えた5品目の市場価格を高精度に予測する仕組みを開発した。

具体的には、野菜の市場価格と植物工場販売量のデータを相関分析し、植物工場で生産される野菜の需要は市場流通している野菜の価格に大きく依存していることを確認。市場価格と植物工場の野菜の需要量の相関関係に着目し、過去の市場価格などのビッグデータを収集した後にAIで機械学習させて解析することで、一週間先の市場価格を高精度に予測する仕組みを開発した。

本市場価格予測実証サービスはファームシップが運営するサービスサイトにアクセスし、ユーザー登録することでメール配信される。対象市場は東京都中央卸売市場大田市場。

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