似合う髪型と似ている芸能人をAIが診断するアプリ、高校生が開発

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株式会社アースホールディングスは3月19日、写真を撮るだけで、AI(人工知能)が似合う髪型と似ている芸能人を診断するアプリ「AI STYLIST」をリリースした。

AI STYLISTは、スマートフォンのカメラで写真を撮るだけで、顔立ちや顔型をAIが分析し、似合う髪型を提案するサービスだ。男女どちらにも対応している。価格は無料。現在はiOS版のみで、Android版も開発予定だ。





>>プレスリリース

現役高校生がディープラーニングを使った独自のAIを開発

AI STYLISTをリリースするアースホールディングスは、美容室「HAIR&MAKE EARTH」などを運営している。

プレスリリースによれば、「春はイメージチェンジをしたいと思う人が増える時期。ヘアスタイルを変えてみよう!という方も多くいます」という。その際に、AI STYLISTを使えば理想の髪型を見つけられるそうだ。美容室を運営する企業が提供するアプリだけあって、実際に美容室などに行ったとき、美容師に対して新しい髪型の相談をするなどでも使える。

また、似ている芸能人を判定する機能も備えていて、飲み会などでも盛り上がれるのでは、とプレスリリースでは記載している。

このアプリで特筆すべき事項は、開発したのが現役高校生の早川尚吾君と庄司隼介君のふたりという点だ(敬称はプレスリリースのママ)。

早川君はディープラーニングを使った独自のAIを開発。これが似合う髪型や似ている芸能人を提案できることから、美容室と親和性が高いのでは、というところから本企画が始まった。そして、庄司君はアプリ全体のデザインを担当している。ふたりとも「アプリ甲子園」で入賞経験がある。

学校生活を快適にするために高校生がAI開発に挑戦

AI STYLISTの開発には高校生が携わっているが、高校生がAIを開発した、ということはもう珍しい話ではなくなるかもしれない。

2020年度からプログラミング必修化にともなって、AI開発などに携わる企業が「AIの授業」を学校で実施するニュースがよく届くようになった。

直近の例なら、AI開発ベンチャー企業・株式会社グリッドは2月3日から19日までの約2週間にわたって、ルークス高等学院の高校生へのAIモデル開発特別授業を実施した。

グリッドが今回実施した授業の目的は、「AIがどのようなテーマに対し活用できるか」「どのようなデータを用意する必要があるか」についての勘所を一連の開発を通して学んでもらうこと。開発作業では、学校生活を送るうえでの課題を洗い出し、それを解決するAIモデルのテーマを決定。さらに、AIに学習させる為の画像データの収集、アノテーション、アルゴリズムの選定、学習、そして一連の流れを高校生自らが挑戦した。

グリッドが実施した授業は、高校生がAIでできることとAIを開発するうえで必要なことへの理解が深まった内容となったそうだ。

高校生からも「学習させるデータが不十分だと、どんなに良いアルゴリズムでも良い精度が出ないことが分かった」などと、AIを開発するうえでの発見について声があがった。

AIに対するハードルを下げることで、AIの利活用が大幅に進むきっかけになるかもしれない。