SELF株式会社は6月21日、独自に開発した会話型「コミュニケーションAI」を活用して、観光客に最適な旅行プランを提案・作成・保存するDXソリューション「AI旅のしおり」をリリースしたと発表した。観光情報サイトに導入するとサイトの直帰率や閲覧数を改善し、地域来訪者数アップが期待できるとしている。
「AI旅のしおり」は、地域・観光サイトなどで、ユーザーに対してAIがオリジナルの旅行プランを提案するサービスだ。AIロボットがユーザーと会話をすることで属性情報やニーズを取得・分析し、まるで1冊のしおりのように旅行プランを作成・保存する。
「AI旅のしおり」の特徴
本サービスの主な特徴は以下のとおり。
ロボットとの会話を通じて情報収集
サイト画面上にいるAIロボットが、ユーザーと会話をしながらユーザーニーズを引き出す。
「誰と」「どんなスケジュールで」「旅の目的は何なのか」など、さまざまな情報を取得して最適な提案を模索する。
また、ユーザーが閲覧しているページ情報を取得し「もしかして、◯◯にご興味がおありですか?」などと推測・提案を重ね、ニーズを深掘りしていく。
混雑を避ける、子どもに配慮するプランなども提案
小さな子どもがいる家族の場合、「昼食後は、お子様も楽しめるアスレチックパークはいかがでしょう?」と子どもに配慮した提案をしたり、ページ閲覧情報を基に「気になっていた〇〇茶屋街は、混雑を避けられるよう二日目の早い時間に組み込んでみました」などの提案も可能。
旅のしおりはスマホなどにDL可能
完成した旅行プランは、「旅のしおり」としてスマホなどのモバイル端末に保存できる。内容を見返したり、データとして送受信することも可能。
導入方法
ボット導入に必要な作業は、Webサイトにコードを埋め込むのみ。会話ライブラリの生成はSELF社で実施するため、導入企業側での負担は少なくなっている。
本サービスの導入による、企業のメリットは以下のようなものがある。
- 導入サイト側の改修は不要
- 運用における人的コストがかからない
- ユーザーごとの傾向値を把握
- キャラクターを活用することで、ファンの獲得
「AI旅のしおり」詳しくはこちら
加えて、以下の7つの効果が期待できるという。
- 直帰率の改善
- サイト訪問者数UP
- サイト内回遊率UP
- 旅行者数&オンライン販売の売上UP
- ユーザーの傾向値を把握
- 長期的な関係構築
- サイトリニューアルのコスト削減
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