人類ピンチ?既存曲を学習し『新曲』を生み出すAIがクリエイティブの在り方を変える

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最近いろんな分野でのAIの活躍を耳にしますね。

まだ時間がかかると言われていた音楽の分野でも、AIの話を最近ちょくちょく聞くようになりました。

今回は、DeepLearningを使って既存曲を学習し、○○っぽい曲を作るということに成功した事例を紹介します。

実際に聞いてみると、AIが作ったとは思えないクオリティにびっくりするはず。ぜひぜひ体験してみてください。

もはや人間では判別不可能?The BachBot Challenge

bachbotchallange

とても面白い取り組みが行われています。

プロジェクト名は「The BachBot Challenge」。オリジナルのバッハの曲と、AIが学習して作ったバッハ風の曲とを聞き分けられるか?というチャレンジです。

30秒ほどの2つのフレーズが聞けるようになっていて、片方がバッハのオリジナル。もう片方がAIが作ったバッハ風の曲となっています。オリジナルだと思う方を選択していくと、最後に正答率が発表されます。全5問です。

  • バッハが作った曲をAIにインプット
  • DLでバッハの曲にある特徴を学習
  • 学習した特徴を元にバッハぽい感じの曲を作る

と、書いてしまえば簡単ですが、それをすごく高いクオリティでやってしまったこのプロジェクト。

僕もチャレンジしてみましたが、正解率は60%という結果でした……。しかも当たった3問もマグレで当たったようなもの。正直どっちがAIが作曲したものか、まったくわかりませんでした……。

そんなバカな。と思う方もそうじゃない方もチャレンジしてみると、音楽分野でのAIの可能性に驚くと思います。

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このプロジェクトの最終目的はバッハと区別がつかない賛美歌を作ることだそう。なんだかもう最終目的といいつつ、今の段階ですでに達成されちゃっているような気も……。

Github上にコードが公開されていますので、気になる方は確認してみると面白いかもしれません。

難解なJAZZの旋律も学習 ⇒ 創出可能!deepjazz

deepjazz

バッハの曲がある程度、特徴点が見つけやすいだけなんじゃないの……?

そんなことを思った方もいらっしゃるかもしれません。

確かにThe BachBot Challengeはかなりうまくいっている例だとは思いますが、jazzの世界でもAIが作曲をすることに成功しています。

DeepJazzは海外のハッカソンで作られた、jazzを生成するAIです。パットメセニーの曲を学習データとして与えて、それっぽいjazzを作曲することに成功しました。

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聞いてみるとリズムがすごく独特なんですよね。元の曲の雰囲気は少し残しつつも、新しい発見があるような感じがたまらないです。

DeppJazzについてもGithubでコードが公開されています。

今後クリエイティブの考え方は大きく変わる・・・かもしれない

ある曲やフレーズを参考にする。いわゆるインスパイアといわれる手法ではありますが、今回紹介した2例ってまさしくその方法だと思います。

これって、作曲だけでなくクリエイティブ全般の考え方を変えてしまうぐらい大きな可能性を秘めているなーと。

絵やデザイン、はたまたコーディングにおけるまで、過去の遺産から学んで新しいものを生み出せるってことですからね。

となると、我々は何を学んで、何をしていくべきなのか。

個人的には、AIの進歩により「どのようにそれを実現するか?」というhowの部分ってどうにでもなっちゃう時代になる気がしています。これからはwhat。「何をするのか」というビジョンや、そこに対して「意思決定ができるか」といったスキルがヒトとして求められるのかもなー、と思ったりしました。

ではではー。