※ご指摘をいただき、記事タイトルを変更いたしました(2021年7月27日)
エーアイアカデミーは、 2021年7月15日(木)からオンライン学習の新コース「AIプランナーコース」を開始した。AI事業企画の立案・推進ができる人材を育てる。
AI Academyでは、 AIを開発できるAIエンジニアの人材育成と、 データ分析できるデータ活用人材育成コースを提供してきた。しかし、AIプロジェクトを成功させるためには、適切なビジネス課題の設定やAI開発の依頼ができるAIプランナーの存在が欠かせない。
今回、一部の企業にのみ提供していたAIプランナーコースを受講できるようにし、より多くの個人・企業がAIプロジェクトの企画・立案、 短期間でPoCを行うために必要なスキルを学び、 AIを活用できる社会の実現をめざす、という。
当コースで「身に付く3つのスキル」は以下のとおり。
- ビジネスの課題に合わせてどんなAIを使えばいいかがわかる
- AIのビジネス的な正しさがわかる (ビジネス的な視点で利益に繋がる課題設定をした上で、 AIが課題解決のために適切な機能を持っているかどうか判断できること)
- AIエンジニアにAIの開発を依頼するために必要なことがわかる
活用事例を中心に、ノーコードで課題解決法を学ぶ
あくまでAIを使ったビジネス課題の解決方法に特化し、数学やAI理論、プログラミングなどはカリキュラムに含まれない。
コース内容
コースはAIの基礎から始まり、AIプランナーの基本的な考え方やアイデアの着想方法を解説する「AIビジネスモデルキャンバス」、自身のビジネス課題を考える「エクササイズ」の3章からなる。想定履修時間は約4時間半。
第1章「AI基礎」
- AIとは
- AIでできることとできないこと
- AIの種類
- 機械学習
- 教師あり学習・教師なし学習とは
- 深層学習とは
- 性能評価指標(回帰・分類)
- AI活用事例(画像認識、 言語認識、 音声認識、 予測・分析、 生成・制御)
など
第2章「AIビジネスモデルキャンバス」
- AIプランナーとは
- なぜAIプランナーが重要なのか
- AIビジネスモデルキャンバスとは
- AIアイデアを着想する方法
- AIプロジェクトの進め方
第3章「エクササイズ」
- AIアイデアを立案する方法
- 演習
想定受講者
受講者はDX推進担当や営業、マーケターなどの非エンジニアを想定している。
- G検定を取得済み、 もしくは勉強中の方
- DX/AI事業担当や企画、 マーケティング、 営業担当などのビジネスサイドの方・初学者
- AIエンジニアではなく、 AIプランナーを目指したい方
DX人材育成や、自然言語処理・画像検出など各タスクに特化したコースを提供予定
エーアイアカデミーでは、今後「DXリテラシーコース」をはじめ、「画像・物体検出コース」や「自然言語処理コース」の準備を進めているという。
AIを使える人材は求められている
AIプランナーコースには「AIサービスを自ら企画・立案し、事業開発まで出来る事でAI市場において非常にレアな人材になれます。」という文言があるが、AIをビジネスにつなぐ人材は、今後も求められるだろう。
少し前になるが『いまこそ知りたいAIビジネス』や『文系AI人材になる』なども詳しいので、ぜひチェックしてみてほしい。