MLOpsをラクにする。アイデミーが機械学習モデル運用プラットフォーム「modeloy」を発表

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株式会社アイデミーは4月7日、機械学習モデルを実運用する際の運用コストを下げる新製品「modeloy(モデロイ)」をプレローンチしたことを発表した。また、modeloyと実運用支援のコンサルティングを組み合わせパッケージ化した、「AI内製化支援ソリューション」の提供も開始。

modeloyとAI内製化支援ソリューションは、ともに機械学習モデルを開発済のプロジェクトチームに向けた製品となる。

機械学習の運用保守をラクにする「modeloy」

画像はプレスリリースより

プレローンチされたmodeloyでは、機械学習モデルのコードをアップロードするだけで「機械学習モデルをデプロイできる」という、機械学習運用の業務が最も最小化されたUXの実現を目指す。機能は以下の通り。

  • 機械学習モデルのパイプライン整備(データ蓄積、再訓練…etc)
  • エッジ端末の登録とエッジへのデプロイ
  • 機械学習モデルの圧縮
  • モデルのABテスト・Canary Release
  • 機械学習モデルの性能推移自体への機械学習の適応(性能推移予測)

    modeloyを利用することで、開発や運用にかかるコストを大幅に削減できるという。サーバーやネットワーク等の知識は不要で、pyファイルとインプットデータだけあれば本番API運用を実現できる。ほかにも、アイデミーの教育サービスと併用により0からAIの内製化まで支援が可能なこと、シンプルで使いやすいUIなどが特徴だという。

    一般的に、機械学習モデルを運用するには、

    • 機械学習運用(Ops)関連の知識と実装コスト
    • 管理画面の要件定義と実装コスト
    • ハードウェア関連の知識と実装コスト

    などが必要であり、機械学習の知識だけでなくITシステム・コンピューターサイエンス全体の知識や実装が必要になり、ハードルが高い。この点について、アイデミーはプレスリリースで以下のように語っている。

    AWSやGCPなどのクラウド製品、sshやgitなどのセキュリティ設定やモダンな開発手法も学ぶことによって機械学習モデルの起用は可能となりますが、学習コストが高いため人材の育成も容易に行えないことが壁の一つとなっています。

    機械学習の運用・保守を行える人材は獲得コストが高く採用や育成が難しい一方で、作業自体は共通化できる場合も多く、プラットフォーム化することで効率的に実運用に取り組むことが可能となります。

    アイデミーの既存サービスである「Aidemy Business Cloud」等を用いてAIについて学んだ技術者が、機械学習モデルを開発した後、実運用段階となった時に生まれる負担を解決するために当サービスの開発に着手しました。

    画像はプレスリリースより

    加えて、アイデミーの石川代表は、本誌の取材に対して以下のように語った。

    ――石川
    「たとえば製造業の現場ではIoTデバイスとの連携など、既存のクラウドツールではカバーしきれていない機能も付加しています。いわゆるSI(システムインテグレーション)が必要になる領域において、modeloyが準備の負担を軽減します

    modeloyとコンサル、システム開発支援を組み合わせたAI内製化支援パッケージも

    アイデミーは同日、modeloyとコンサルティング、システム開発支援を組み合わせた「AI内製化ソリューション」もリリースしている。

    AI内製化ソリューションは、modeloyに加えて、ユーザー企業が所持する機械学習モデルを実運用に乗せるためのコンサルティングと、システム開発支援のサービスを含んだパッケージ。以下が特徴だ。

    • AIアーキテクチャコンサルティング(ショートコンサル)
      担当者・関係者へのヒアリングを通じて、「AIのインプット・アウトプット」イメージを明確化し、社内のリソースや関係部署の事情などを考慮した上で、各企業ごとのAI内製化にフィットしたアーキテクチャを提案する。

    • システム開発
      データの取得/蓄積、AIモデルの設計/学習、AIモデルのエッジ端末への適応(デプロイ)、AIモデルの監視/運用までの一連のシステムを開発する。

    • AI/ML運用プラットフォーム modeloy
      AIモデルの保守/運用をWebブラウザ上で簡単に行える。

    なお、AI内製化ソリューションは、機械学習モデルを開発済みのAIプロジェクトへの提供を前提としているため、アイデミーで機械学習モデルの開発を受託はスコープ範囲外となる。機械学習モデルの作成から支援が必要な場合は、アイデミーの既存サービス「Aidemy Business(外部サイト)」などを利用する必要がある。

    画像はプレスリリースより

    AI内製化ソリューション利用の流れ

    • 申込後の流れ
      サービス詳細ページよりお申し込みの後、担当者より連絡。ユーザーのAIプロジェクトの状況に合わせ、ショートコンサルティングとmodeloyのパッケージ、またはmodeloyのみ、もしくは既存のAidemy Businessと組み合わせた支援内容を提案する。

    • 料金形態
      ショートコンサルティング(¥2,000,000〜)+プレ運用の開発受託単価(¥5,000,000〜)+月額単価(¥400,000〜)=¥7,400,000〜

    • 申し込み
      以下のURLから。
      https://www.modeloy.ai/

    Souce:PR TIMES