この世に存在しない人物の顔画像5000枚データ無償に「実在人物と酷似した見た目になる可能性はある」

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株式会社エム・フィールドの子会社である株式会社エイアイ・フィールド(AIF)、および株式会社APTOは6月23日、AI(人工知能)開発に必要なアノテーションデータを無償で提供開始すると発表した(※)。

Ledge.ai編集部が6月27日に同ニュースを報じたところ、SNS上などでさまざまなコメントが見られた。

今回はエイアイ・フィールドの担当者に「反響やダウンロード数はどうか?」「GANの出力で元画像と同じものが混じることはあり得るのではないか?」など、質問をぶつけてみた。

※両社は5000枚のデータを作成したが、今回無償で提供するのはそのうちの1000枚分のアノテーションデータのみ。5000枚すべてを無償提供していない。

「実在人物と酷似した見た目になる可能性はある」

まず、「反響やダウンロード数はどうか?」と聞くと、「大変ありがたいことに企業様や大学などの教育機関を含め、予想以上の反響をいただいております。現状、ダウンロード数の公表は差し控えさせていただきます」とコメントした。

SNS上で見られた「GANの出力で元画像と同じものが混じることはあり得るのではないか?」という質問には、「今回使用したアルゴリズムはGANとは異なるもので、元画像と同じ画像が生成されることはございません」と回答している。

また、同じくSNS上で見られた「自動生成であっても実在の人物と瓜二つ(うりふたつ)の人物が生まれてくる可能性があるのではないか。なぜ『この世に存在しない人物』と言い切れるのか?」という疑問には、「非常に低い確率ですが、人工的に生成した画像が実在する人物と酷似した見た目になる可能性はあります」と答えた。

一方で、「われわれの作成した画像は人工的に生成した画像であるため、肖像権を気にせずに使用していただけるデータセットとなっております。使用してくださる方々に、肖像権の問題などを気にせず安心して使っていただくために、今回『この世に存在しない』という表現を用いました」と説明している。

「この世に存在しない人物の顔画像5000枚」のアノテーションデータが無償公開

AIの開発には、機械学習のために取り込むモデルデータが必要になる。アノテーションデータは、テキストや画像などのさまざまなデータに関連した情報を付与(タグ付け)したモデルデータを指す。

今回はエイアイ・フィールドが「この世に存在しない人物の顔画像5000枚」を制作し、APTOが顔画像にプラットフォーム「harBest」で平均値を用いた手法で年齢と性別のラベルを付与した。

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