SNS運用と聞いて何を思い浮かべるだろうか?
- どうもこれといった運用方法や施策が定まらない
- 施策を動かしても思うような成果がでない
- 重要と認識していても人力だとやっぱり大変
こんな悩みを抱えているSNS運用担当者、企業は多いだろう。
そんな状況もあり、以前Ledge.aiでも紹介したAIQ(アイキュー)株式会社が提供する「AI任せのSNS運用代行ツール『AILINK』」のユーザー数は伸びてきているという。
そのAILINK、Instagram(インスタグラム)のストーリー分析にも対応しさらにアップデートをかけている。
そもそも「AILINK」ってなに?
そもそもAILINKとは何をしてくれるツールなのか?
こちらがAILINKを使ううえでの全体の流れだ。
- まずは人間が普通に写真やテキストをSNSに投稿
- AILINK独自のプロファイリングAIが投稿した写真やテキストを解析
- 投稿された写真やテキストと似たような情報構造をした他人の投稿をサーチ
- 似たような投稿をしている or 似た投稿にイイネしてるユーザーを『近似嗜好ユーザー』として認識
- 対処ユーザーの投稿への自動イイネ、フォロー、イイネ返しをオートで実行
『どんな画像 & テキストを投稿するか』の部分はまだ人間が考える必要がある。しかし、それ以外の大部分を自動化してくれるのが「AILINK」だ。
つまり、角度の高いユーザーに対して“自動”でアクションを実行し続けるため、“自動”でアカウントが成長していくというわけだ。
ストーリーズの投稿数は1日約700万件。10代、20代の若年層を分析する
今回そのAILINKがInstagram(インスタグラム)のストーリーズ分析に対応した背景には、Instagram(インスタグラム)アクティブアカウント数、投稿数の増加がある。
昨年、Instagram(インスタグラム)の国内月間アクティブアカウント数は2,900万人(2018年9月時点※1)を突破し、Facebook の国内月間アクティブユーザー数を超えている。
※1.日本経済新聞社
とくに、24時間限定で画像や動画を気軽に投稿、シェアできる「ストーリーズ(Stories)」の人気は絶大だ。国内Instagram(インスタグラム)ユーザーが1日に投稿するストーリーズの投稿数は700万件(2018年9月時点※2)という数字からも、そこを分析することの価値は明確だ。
クリエイティブ管理と最適化、アクティブユーザーを可視化する
今回発表された新機能はこちらの2つだ。
- ストーリーのクリエイティブ管理と最適化 (クリエイティブ内容/投稿時間)
- ストーリーのアクティブユーザーを可視化 (視聴リピーター=コアファンを発見)
通常、Instagram(インスタグラム)のインサイト機能では、ストーリーズ投稿に関する全てのデータは14日間で消滅する。しかし、AILINKは全運用期間のストーリーズ投稿データを蓄積できる。
必要な履歴データまで遡り、アカウント状況や投稿の効果を確認できるという。
ストーリーのクリエイティブ管理と最適化
実際の管理画面はこちらだ。
以下が、ストーリーのクリエイティブ管理と最適化機能でできることだ。
- 視聴数(投稿したストーリーズが閲覧された回数)
- 視聴リピーター割合(コアファンの割合)
- ユーザーの離脱数
視聴時間、投稿時間による平均視聴者数を確認できるため、視聴時間と投稿時間の最適化が可能だ。
また、複数ストーリーの視聴数および視聴リピーター割合を比較し、クリエイティブA/Bテストの効果測定が可能だ。
ストーリーのアクティブユーザーを可視化
ユーザーを実際どのように可視化してくれるかは、こちらだ。
視聴リピーターリスト表示画面
非フォロワーリスト表示画面
できることは以下。
- 投稿ごとのフォロワーアカウントを一覧表示
- 直近に投稿されたストーリーのうち、複数のストーリーを視聴したアカウント(コアファン)を一覧表示
- 投稿ごとの非フォロワー(ファン潜在層)アカウントをリスト化し、自動でフォロー、いいね!などのアクション実施
ここまで作業が自動化できてしまえば、人はコンテンツ、クリエイティブに集中できる。
ナショナルクライアントを中心に年間約100アカウントの運用実績も
AILINKは、決して見かけ倒しではない。ナショナルクライアントを中心に年間約100アカウントを運用し、たしかな実績も残している。
例をいくつかあげてみよう。
- フォロワー 導入前:約8,000人 → 導入後:約20,000人 (2.5倍増)
- いいね 導入前:約500 → 導入後:約3,000 (6倍増)
- エンゲージメント率 導入前:約5% → 約15%に向上
- フォロワー 導入前:約3,000人 → 導入後:約15,000人 (5倍増)
- いいね 導入前:約200 → 導入後:約4,000 (20倍増)
- エンゲージメント率 導入前:約6% → 約26%に向上
AIQ株式会社 副社長COO 渡辺求氏からも、AILINKの魅力についてコメントをもらった。
「企業がファンを獲得するプロセスにおいて、企業アカウント(SNS)の分析は、ますます重要になってきています。
フォロワー数はもちろん、いいねやコメントの数も重要です。しかし、そのフォロワーやエンゲージしたユーザーがどのような属性(年代、性別、今の興味の対象など)なのか? が本質の部分であり、それこそがもっとも重要です。
『AILINK』は、インスタグラムのインサイト機能では分析できない本当に知りたいデータの可視化を実現しています。さらに、昨今インスタグラムでもっとも重要視されているストーリー投稿の分析までサポートが可能になりました。
マーケターにとって、ストーリー投稿が誰にウケているかが一目でわかります。AILINKを使うことで、クリエイティブの企画などにも有効なフィードバックができると思います」
すでに100を超える運用実績があることで、データやフィードバックをもとに今後さらに精度の向上が期待できるAILINK。今後の動向が楽しみだ。