ブラウザ上でAIが試せるプラットフォーム「AIMINA」、需要予測など時系列データ解析の提供開始

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SB C&S株式会社は、4月12日にクラウド型AIプラットフォーム「AIMINA(アイミナ)」に、新たに「時系列データ解析」の手法を実装したと発表した。来店者数や株価、コールセンター入電数などを予測する時系列予測や、不動産・車両販売価格を予測するテーブルデータ回帰予測がブラウザ上で実行できるようになる。

AIMINAは業種や利用シーンからAIモデルを選び、学習用データを登録すると自動でAIモデルを作成する。作成されたモデルはAIMINA上で試すことが可能だ。今回「AIMINA」が新たに実装した時系列データ解析は以下のとおり。

  • 時系列予測(説明変数あり):Timeseries Prediction Multivariate
    • 予測したい項目に影響しうる変動要素を加味し予測を行い、高精度な情報を得ることができます
  • 時系列予測(説明変数なし):Timeseries Prediction Univariate
    • 予測したい項目のみのデータから、時間の経過とともにデータがどのように変化しているかを掴み、未来を予測します
  • テーブルデータ回帰予測:Timeseries Prediction Tabular
    • 予測したいデータと既にわかっているデータとの関係性をもとに推定する予測手法で、製品開発やマーケティングにおいて、予測した項目に対して影響を与えうる要素との因果関係から予測を行います
  • その他
    • 時系列予測(説明変数あり、説明変数なし):需要予測、売上・出荷数予測、来店者数予測、株価予測、発電量予測、コールセンター入電数予測など
    • テーブルデータ回帰予測:不動産・車両販売価格予測、商品開発特性予測、広告ターゲティング予測、販売対象

現在、AIMINAでは3ヶ月間無料でプラットフォームが使えるフリートライアルプランを提供している。

  • 利用期間:利用開始月+3カ月間
  • 利用料金:月額0円
  • 1アカウントあたりの利用可能ユーザー数:5ユーザー
  • 1カ月間の最大利用時間:60時間
  • 1度に登録可能な最大データ容量:100MB
  • 保存可能最大データ容量:50GB
  • 申し込み期限:2022年9月30日まで(一定数を上回った場合、申し込み制限の可能性あり)
  • 申し込みやその他詳細:https://aimina.com/

なお、申込みは1人1回(同一アカウント)のみで、生成したAIモデルのダウンロード機能はないとのことだ。2022年5月からは有料の通常プランが提供され、フリートライアルプランで作ったAIモデルを利用できる予定だという。

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