最高裁判所、裁判書類提出WebサイトにAIアバター接客「AIさくらさん」を導入

AIさくらさん
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株式会社ティファナ・ドットコムは6月14日、最高裁判所が管理する裁判書類提出用のWebサイトにて、同社が提供するAIアバター接客「AIさくらさん」が5月30日より導入されたと発表した。

「AIさくらさん」とは

AIさくらさんは、AI接客システム、いわゆるチャットボットとして知られる。駅や商業施設、Webサイト、受付などでの非対面によるAI接客・アバター接客をAIの力で実現しており、上場企業をはじめ自治体、公共交通機関など、さまざまな業種・業態で数多く利用されている。

AIさくらさん導入の背景

2018年に裁判手続などの全面IT化に向けたプロセスが示されたことをきっかけに、裁判所のIT化の動きが加速し、裁判に必要な書類をオンライン上でやり取りできるシステム(民事裁判書類電子提出システム:mints)の運用が始まった。それにともない運用方法に対する問い合わせが多数寄せられることが予想され、迅速に対応するため導入されたのが「AIさくらさん」だ。

AIさくらさんはクラウドセキュリティに関する国際規格であるISO27017の認証を受けており、昨今のサイバーテロなどのリスクにも十分に対応可能なセキュリティレベルを担保しているので、安心して利用できるサービスとして導入された、という。

AIさくらさんの担当業務

AIさくらさんは、最高裁判所が管理する裁判書類提出用Webサイト上で、書類の電子提出処理やシステム利用時のトラブルなどの問い合わせを人の代わりに一次対応する。職員の業務効率化並びに利用者への効率的かつ効果的なサービス提供に貢献することが目的とのこと。

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