開催中のグローバルAIサミット「AI/SUM(アイサム)」注目企業をピックアップ

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4月22日から24日にかけて、日経新聞社が主催するグローバルAIサミット「AI/SUM(アイサム)」が開催中だ。

本稿では、いくつか気になったブースの様子を中心にお伝えする。

AI/SUM初日に3億円の資金調達を発表したストックマークのブース

AI/SUM初日の4月22日(月)に3億円の資金調達を発表した、ストックマークもブースを出展していた。企業が自社のビジネスに関わる最新ニュースをキュレーションできるサービス「Anews」を提供している。

AI/SUMブースにて初出しとなるのが、同社の新サービス「Astrategy」のデモだ。Anewsは自社の属する業界のニュースをキュレーションし、社内共有できるサービスだが、Astrategyではウォッチしておくべき競合の情報を俯瞰できる

上画像は、拾うニュースのキーワードを「投資」と設定したときのグラフだ。横軸は日付、縦軸は重要度を示す。画面左上のワードマップにソフトバンク社が大きく表示されており、重要度が高いソフトバンク社の投資に関するニュースが多いことがわかる。

AIが医師をサポート

株式会社エムネス医師の画像診断をサポートするAIを紹介していた。アルツハイマーや脳動脈瘤の疑いがどのくらいあるか、AIが画像の特徴から分析し、医師に伝える。画像から脳の体積を推定し、脳の収縮についてもAIなら画像からわかるのだと言う。

エムネスの画像診断システムはクラウドとつながっているため、遠隔の医師が画像診断することも可能。医師が不足する地方や発展途上国での活用が広がっており、医療格差の是正に一役買いそうだ。

筋肉の動きを画像から推定

ブースのなかでも、一際目立ったのが東京大学 中村・山本研究室の展示だ。画像から関節の場所をAIで特定し、関節の動きから骨格や筋肉の使われ方を可視化する。カメラを数台設置するだけで、大がかりなセンサーは必要ない。そのため、スポーツ選手が普段トレーニングする場所で計測ができる。

赤色で示されているのが、とくに強い負担がかかっている筋肉だ。カメラで撮影した画像はリアルタイムで解析され、どんな動きでどの筋肉をどのくらい使っているのかが一目瞭然だ。スポーツ選手のトレーニングだけでなく、リハビリやお年寄りの見守りにも応用できる。

植物に最適な育成環境をAIが編み出す

株式会社プランテックスは、「閉鎖型人工光植物工場における『AI活用』」をテーマに講演した。

プランテックスの閉鎖型植物工場では、植物の育成に関わる20個の環境パラメーターを完全に制御している。横浜国立大学と共同で、作物の成長スピードを最大化する環境パラメーターの組み合わせをAIで見つけだす研究をおこなっている。

人間の常識では見つけ出せないような環境設定をAIが探し出すのだという。