青森県の弘前救急実証実験にJoinを活用した救急車内映像ライブ配信ソリューションを提供|アルム

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株式会社アルムは2023年3月30日、同社が開発・提供する医療関係者間コミュニケーションアプリ「Join」を活用した救急車内の映像をライブ配信できるソリューションを、弘前大学医学部附属病院高度救命救急センターと弘前地区消防事務組合消防本部による「弘前救急実証実験」(実証期間2023年3月13日~9月12日)に提供したことを発表した。

救急隊員が患者の情報を素早く正確に医療機関に伝えることが不可欠

病院前救護の現場では、救急隊員が患者の情報を素早く正確に医療機関に伝えることが、搬送先病院の選定や、病院到着後に迅速で的確な治療を行うために不可欠だ。また患者の救命率向上のためには、医療機関と消防機関が連携し、医学的観点から救急救命士を含む救急隊員が現場で行う応急処置等について、医師が指示・助言するための情報連携システムを充実させることも重要だ。

青森県は全国第8位の広い面積を有する一方で、津軽(弘前)、八戸、青森の3つの拠点都市に医療資源が集中している。津軽半島や下北半島から拠点都市の中核病院へ重症度の高い傷病者を搬送する際には救急車で1時間以上要するため、救急医療提供体制の整備が課題だ。また拠点都市以外の地域では医師が不足しており、限りある医療資源を有効活用し、医療の質の格差を無くす救急医療を提供する必要があるという。

病院前救護における患者情報を搬送先医療機関へ動画伝送

弘前大学医学部附属病院高度救命救急センターと弘前地区消防事務組合消防本部は、救急車1台に対して、同社が開発・提供するソリューションを活用し、病院前救護における患者情報を搬送先医療機関へ動画伝送することで、適切な処置ができる情報連携システムの検証を目的とする実証研究を開始した。今後は救急医療提供体制のDX化に向け、本ソリューションの有効性および安全性を検証し展開を図るという。

■院内映像ライブ配信ソリューション「Join LiveView」
https://www.allm.net/join-liveview/

■Join
https://www.allm.net/join/

■株式会社アルム
https://www.allm.net/
問い合わせ先 cd@allm.jp

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