AIが業界内のホットな話題と注目企業を検知し情報を配信 「Anews」が新機能「業界ニュース」をリリース

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ストックマーク株式会社は9月6日、自然言語処理技術を活用した情報収集サービス「Anews」にて「業界ニュース」機能をリリースしたと発表した。この機能は、選択した業界において、トピック別の主要企業、急伸企業、新出企業をAIが検知し、その事例を解説するというもの。

Anewsは、国内外約3万5,000サイトの情報から、AIが組織や業務に合わせて必要な情報を選んで届けてくれるサービスだ。

「業界ニュース」機能の開発背景

変化の激しい現代において、業界内の話題やニュースを自力で収集し続けるのは容易ではない。

Anewsは、ユーザーがキーワードを設定することで必要な情報を発見し、マーク(保存・共有)することで組織的な情報収集をおこなっているが、ユーザーからは「知見のない業界を調べるためのキーワード設定に迷ってしまう」「日々届く情報から業務に必要な情報を見つけるのが大変」「個別のニュースだけではなく業界全体の動きを知りたい」という声が多かったため、「業界ニュース」を開発したという。

「業界ニュース」の特徴


「業界ニュース」は、知見のない業界を知りたい人、自社業界の変化を知りたい人に向けて、ストックマークが設定した15の業界とその業界でのトピックに関する情報を配信する。企業起点の業界概観や変化がタイムリーにわかるため、新規事業や用途開発をする上でのアイデア創出を活性化する機能となっている。

本機能は国内サイト(日本語)の記事を対象としており、今後は扱う業界を順次拡大していくとしている。

「業界ニュース」の特徴は以下のとおり。

知見のない業界のトピックがわかる

業界内で話題となっている「トピック」をストックマークのプロフェッショナルサービスチームが選定し、そのトピックに関連する複数のキーワードを設定するという。たとえば、「メタバース」というトピックであれば、「メタバース」だけでなく、「仮想空間」などの同義語・類義語も設定。これにより、業界内のトピックとそのトピックを表す具体的な言葉が把握できる仕組み。
※なお、設定キーワードはユーザーに公開している。

業界内での主要企業、急伸企業、新出企業がわかる

業界内の各トピックごとに、常にニュースが多い主要企業、ニュースが急上昇している急伸企業、過去3年間でこのトピックでは一度も登場していない新出企業をAIが発見。業界の変化、新たに競合や顧客、パートナーになり得る企業などがわかる。

ニュース内での具体的な事例がわかる

なぜこのニュースに注目すべきかを解説する。注目すべき事例の冒頭部分をあわせて表示することで、求めている情報かを簡単に判断でき、効率的に重要な情報を閲覧できる。これによって、業務で必要な顧客の課題、新製品・新サービスの優位性、新技術の優位性などをこれまで以上にニュースから深く読み解く時間が確保できる。

今後、さらにAIの学習を強化することで、現在はAIと人の協働作業となっている言葉の検知を自動化していくという。

>>ニュースリリース