AIでアニメの色付け作業を自動化 作業時間を10分の1に

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※イラストはイメージで、実際にAIが着色したものではない。

株式会社シナモン(シナモンAI)は2021年1月19日、株式会社ギークピクチュアズ(ギークピクチュアズ)へ、「アニメーション自動着色AI」の提供を開始したと発表。シナモンAIとギークピクチュアズは、本サービスをはじめとしたさまざまなAI技術の活用を通じ、アニメ産業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進するとしている。

アニメ制作において、セル画の着色には一定のスキルを持つ人間の手作業が求められる。これまで多くのアニメ制作会社では、専門的なスキルを持った職人を自社で採用するか、セル画の色付けを専門的に扱う海外の会社に、外部委託することが一般的だった。アニメ産業はいわゆる「クールジャパン戦略」の一角を担う重要な産業だが、制作現場における専門人材の不足は大きな課題となっていると言える。

セル画の前処理から着色までのフロー

アニメーション自動着色AIでは、セル画の前処理から着色までの各フローにおいてAI技術を導入する。導入により、ピクセル値単位における着色精度が96%の高水準の着色を実現し、セル画の色付け作業時間は10分の1に短縮、コストも50%以上削減できるとする。

両社は本サービスを活用し、これまでよりも正確かつスピーディーな着色を実現することで、アニメ制作者の高付加価値業務を増やすとしている。また、今後は必要に応じ、ペイントツールとの連携インターフェイスも視野に、システムの構築を検討しているという。また、ギークピクチュアズを通じて一般企業向けのサービス提供も予定しているとのことだ。

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