【全公開】オフショアのイメージが変わる?実際やってみた資料&見積とって出し

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元記事:Webディレクターズマニュアル

はいどうもこんにちは。現地の人より顔が黒いとかなんとか言われながらもベトナムから帰ってきました。ディレクター中村です。

突然ですがオフショア開発…と聞いてディレクターの皆さんが思い浮かべるイメージってどんな感じでしょう?

  • やりとり面倒そう
  • 結局安かろう悪かろうでしょ?
  • 国内でやったほうが結局ラクでしょ

まぁそう思ってない人もかなりの数いると思うんですが、大抵の人は上記のようなイメージを持っているか、もしくは「検討すらしたこと無いので考えたことなかった」ではないでしょうか?


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とか言いながら、最近まで僕自身も似たような考えだったんですけどね。


突如舞い込むベトナム現地でのアプリ開発企画

実は海外自体行ったことがないという出不精な中村。

加えて上記みたいな偏見ゴリゴリな脳内をしていたので、普通にやってたらオフショアやラボ開発(オフショア拠点に直接ディレが行ってなんとかするやりかた)について知ることも調べることもしなかったかも知れません。

ところが、今回本当にひょんな事からセカイラボさんから声をかけてもらい、ベトナム ダナンのチームと一緒にアプリ開発をすることになったんです。

ちなみに僕が渡航前に用意していたのは以下のようなモノ。

中村が実際用意したもの

こんな感じです。(※ちなみに全部ガチ資料にリンクしてます

上記を全部見ろって言ってもそこそこ時間吹っ飛ぶと思うんで簡単に説明すると

  1. SNS連携もしくはメアド&パスでWordPressに会員登録して
  2. 写真とコメントをバイナリで投稿できるアプリ(iOS/Android)
  3. およびその受け皿になるjson-APIプラグインを作ろう

みたいな内容になります。

さっくり説明してますがそこそこめんどくさそうですね。ちなみにこの開発スタートの時点でまだWeb側の準備はほぼナッシン。せいぜいサーバーの準備はできてるぜー!

…くらいのものでした。


セカイラボから出てきた見積もりに視力を疑う … 嘘 … だろ?

で、上の条件で出てきたのが以下の見積もりになります。

  • iOSエンジニア稼働2名×3日:\78,000
  • Androidエンジニア稼働2名×3日:\78,000
  • シニアエンジニア(マネジメント・API開発ほか)1名×3日:\45,000
  • コミュニケーター(通訳/翻訳)0.5名×3日:\18,750

 =合計:\237,330(税込)

※通常は月単位での見積もり。さすがに特別料金だそうです。

えーっと…マジで一桁間違えたのかと思いました。

これに渡航費と宿代を加えて総額になるんですが、渡航費もキャンペーン期間中だとかで往復3万円(?!)

さらにそこそこいい感じのホテルに泊まったのに、5泊でジャスト1万円。。。

つまり全部ひっくるめても30万いかないくらいで全部収まる。ということになります。

ちなみに僕の勝手な試算ですが、これ全部日本国内で作ろうと思ったら300~600万くらいの予算が必要になるような気がします。
※もちろん特別料金らしいですが(繰り返し)… それにしたって …。

いくら物価が違うとは言えこれは……まぁ正直言ってさすがにビビりました。

あと、この時点での正直な本音で言うと「おいおい大丈夫なのか?やっぱ安かろう悪かろうなんじゃないか?」とかも多少思ってました。

書き方で推測できるかと思いますが、もちろんこの後その懸念は跡形もなくぶっ飛ばされることになります。


カタコト英語プレゼンでプロジェクトスタート!

今回、僕の企画骨子や機能概要を現地エンジニアチームに把握してもらうため企画資料とかも一応作っていったんですが、思いっきり中身が日本語でした。

ので、セカイラボさんがアサインしておいてくれた通訳の女の子(早稲田中退で留学 ⇒ インターンでベトナム制作会社っていうワケわかんない子)にお願いして、それら資料の英訳を依頼。

で、実際できあがったのがこちらです。

うん。なんとかかんとか日常会話ができるかなー?レベルの英語しか喋れない中村が見てもいい感じに超訳されていてテンション上がる感じです。

実際この資料を読み上げながら、時に日本語混じっちゃいながら強引に行ったプレゼンで現地エンジニアチームのモチベーションもかなり上がったらしく、「Meshi-Terror so Interest!」みたいな事を口走ってくれてました。

やっぱタスクだけぶん投げて「コレやっといて」より、企画骨子から巻き込むって大事っすね。異国の地で実感しました。


日本では絶対に揃えられないレベル。ハイスペックすぎるエンジニア達

さて、そんなこんなで実際のアプリ開発プロジェクトがスタートしたわけですが、なにせ【正味3日でAPI含むiOS & Androidアプリを作ろう】という…「ハッカソンでもやんねーよ!」というレベルの内容だっただけに結構僕自身心配してたんです。

が、ここまで再三 書いているように完全に杞憂でした。

まず理解が早い。

そして開発の手が早い。

さらに機転も利くから先回りしてドライブしてくれる。

完全に褒めすぎだと思うんですが、実際「よくこれだけのエンジニアが一箇所に集まったな!」というレベルの高さに圧倒されてしまったんです。

メインで開発をやってくれた上の二人、にじみ出る玄人臭がヤバイです。

が、実は二人とも超若くて22と23。学歴も国立大学の主席とかなんかそんなレベル感で、むっちゃ頭いい。

33にもなって満足に英語も喋れない日本のおじさんはハッキリ言って泣きたかったです。

コミュニケーションは勢いで

開発中のコミュニケーションは基本英語なんで、僕のつたない英語と汚い日本語を通訳の子になんとかしてもらいながら進めていったわけですが、それにしたって四六時中つきっきりってわけじゃない。

当然、ちょいちょい これ言わなきゃ! ⇒ 通訳いない! ⇒ どうしよこれ!

みたいになるシーンもあったんですが、そこはGoogleの犬らしく

Google翻訳で日本語 ⇒ ベトナム語 ⇒ 音声再生(&英語再生)+イラスト

とかでなんとか無理クソ伝えてました。

プロトタイプをそこそこ「それっぽい」レベルまで作りこんで行ったのも大きかったかもですね。

※ただ今後の反省点として…

最初に英語版UIでプロトタイプ作って持って行って、日本で日本語版を作る。とかのが効率良かったかも。とは思いました。やっぱ日本語は難しいんすよ。


オフショアに対する認識をちょっと変えてみよう

さて、以上で今回中村が行ってきた突発ベトナム開発合宿のレポートは終了となりますが、ちょっとでもオフショア開発に対する認識、変わりましたでしょうか?

僕は一箇所に数日滞在しただけなので、せいぜい言い切れて「ベトナムのダナンなら飯も美味いし色々なんとかなる可能性高い」くらいなもんですが、少なくとも”安かろう悪かろう”みたいなイメージは吹っ飛んでしまいました。

時差もわずかに2時間程度なんで、普通に日本の仕事できちゃいましたしね。

…… ハァ。


僕らが意識すべき世界との戦い方

さて、ベトナムのオフショアがすごい。てのはもう言い切ったので良いとして、それに伴って僕らディレクターの考えなければいけないことなんかもちょっと触れておこうかなと。

ここまでお伝えしてきたとおり、オフショアは安いです。

そして今やクオリティ面でも侮れないレベルに達していますし、人材面でもスゴイのが来ています。

恐らくそこには一時的な外貨バブル的な要素も含むのでしょうが、それはつまり「ガチで作ることしか出来ない人は海外人材に置換され得る時代」が来る。

… てなことを僕らに示しているのかも知れません。

いや別にそんな脅すようなこと言いたかったわけじゃないとは思うんですが、今回プロジェクトを支えてくれたベトナム現地法人「Asian Tech」のホアン代表が僕に伝えてくれた言葉が、今も強く残ってるんです。

―「僕らはまだ”仕事を作り出すこと”ができない。だから中村さんみたいに蹴り出せる人ともっと一緒に色々やっていきたいんだ」

酒の席でワチャワチャしなかがら話してくれた言葉ですが、「まだ仕事を作り出すことができない」。でもいずれ…。

ってことっすよねー。

不安煽ってばっかでもしょうがないんで、まずは彼らに期待されるだけの仕事を作り出せる人になっていこう。

そして世界規模で色んな人を巻き込めるよう、若い奴らにまだまだ負けないよう、おじさんも頑張ろう。

そんな事を思ったのでした。


ちなみに作ったアプリは?

実はまだ最終調整中でリリースはしてなかったりします。1月の末にはリリースニューズをまた流すように頑張るので、それまでお楽しみに♪です。

Comming Soon…ってことで。

※すんません上の画像は調子に乗って貼っただけです。まだリンクしてません。頑張ります。