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2023年5月19日、AppleはChatGPTをはじめとする対話型生成AIの社内利用を禁止する側の企業に加わったとWall Street Journalが報じている。
従業員に禁止を通知するAppleの内部文書を、同紙が確認した。その文書によると、同社はChatGPTの社内使用を禁止する他の企業と同じく、AIが共有する社内の機密情報を流出させる恐れがあると懸念しているという。GitHubの自動コーディングツールであるCopilotも同様に禁止しているとのこと。
韓国のサムスン電子も、内部でのChatGPTの使用を禁止する方向だ。同年3月に従業員のChatGPT利用を再開したが、1ヶ月も経たないうちに韓国のメディアが同社スタッフがソースコードのバグを解決するため、計測と収量データを集めるためのソフトウェアを修正するため、さらには会議のメモを議事録に変えるためにChatGPTに助けを求めていたことを明らかにした。同様の事態の再発防止のため、先月再度ChatGPTを禁止したという。
OpenAIはChatGPTのiOSアプリをリリースしており、これからより普及が進んでいくと思われるが、一方で禁止に動く企業もあり、ChatGPT普及の波を受け入れるかどうか対応が分かれそうだ。