IBM・Apple、 企業向けiOSアプリ開発連携強化。Watson ServicesとCore MLの連携が簡単に!

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AppleとIBMは、3月20日にラスベガスで開催された「THINK 2018 IBM カンファレンス」にて、企業用のモバイルAIアプリケーション開発者向けの新しい連携サービスを発表しました。

IBMのWatoson AIシステムをAppleの「Core ML」と組み合わせた、「Watson Services for Core ML」という新製品を展開する予定です。

また、Swift開発者が「IBM Cloud」を用いたアプリケーション作成が容易になる「IBM Cloud Developer Console for Apple」も同時に発表しました。

Apple製品へのWatson人工知能モデル搭載が容易に!

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今回発表された新たな連携により、WatsonAIモデルをオフラインでも活用できるiPhoneやiPadアプリケーションを作成できます。

最初に利用できるWatosonAIモデルは、画像や映像に映った多数のものや情景を分析することができる画像認識モデル「Watson Visual Recognition Service」。

開発者は、iOSアプリケーションに正確に画像を分類するモデルの搭載ができるようになるようです。

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画像を解析して、映っているものを理解する

今回搭載が可能になったAIモデルは、すでに学習済みのモデルを利用できるし、開発者の目的に合わせてカスタマイズすることができます。

作成したモデルは、数行のコードで簡単にアプリケーションに追加することができ、継続的にモデルの評価、再学習が行われていくようです。

今回の新サービスは、コカ・コーラで試験利用中だとか。画像認識による自動販売機の問題特定やコグニティヴ診断など現場の技術者が使用することを目的とした、プロトタイプの作成に取り組んでいるそうです。

企業内でのモバイルAIアプリケーション利用の需要に対応した今回の2社の発表。Appleにとっては、企業によるiOSデバイスでのAI利用に対応し、IBMは自社のメイン顧客である企業の顧客離れを避けるものでしょう。

引き続き、2社の動向に注目していきます。


[各社の公式アナウンス]

・Announcing Watson Services for Apple’s Core ML framework
https://www.ibm.com/mobile/apple-partnership

・Introducing IBM Watson Services for Core ML
https://developer.apple.com/ibm/