おはようございます。小野寺です。
突然ですが、PokemonGo。すごい人気ですね! 任天堂やAppleの株価を急上昇させたり、政府がPokemonGoユーザー向けに注意喚起をするなどなど。各方面に大きな影響を与えています。
ARを使っていることも特徴の一つ。AR界隈もこれを機にさらに盛り上がっていきそうです。
そこで今回は、ARを自分で簡単に作れてしまうアプリ「Blippar」を紹介していきます。「Blippar」自体は最近リリースされたわけではないんですが、これから再注目されるかもしれませんよ。
かざすだけで現実には見えない情報を
Blipparは、現実では見えない情報をユーザーに提供してくれるアプリです。2011年にリリースされ、世界中で6,500万人のユーザーが利用しているということで、そこそこ有名なよう。
説明すると長くなりそうなので、下の動画を見てください。
こんな感じで、桜をBlipparを通して見ると、桜の詳細な説明など、見ただけでは得られない情報をユーザーに提供してくれます。
また、食材をBlipparで見ると、その食材を売っている最寄りのスーパーマーケットや、栄養成分、そしてレシピなんかも確認できるそう。なかなか多機能です。
旅行先で見つけた知らないものや、食べたことのない物もBlipparがあれば、名前を知らなくても調べることができるので便利ですよね。
リアルタイムで画像認識をしているところを見ると、後ろではAIが動いているようです。
ARをアプリから作れる機能も!なかなか簡単に作れる
なんといってもこのアプリのすごいところは、ARを自分で作成できることです。あらかじめ設定した動画やゲーム、ARといえば!という感じで3D情報なんかも付与することができます。
「動画が再生されるAR」を自分でも作ってみたので手順を簡単に説明します。
まず、ここから会員登録をした後に、Blipparを開き、元画像を選択しましょう。
あとは、作成画面でARにしたいコンテンツをドラッグ&ドロップするだけ。もうこれだけです。プログラミングの知識がなくても誰でもできます。
作成した画像をBlipparで見てみると、ちゃんと埋め込んでおいた動画が再生されました。
Blipparの可能性は無限大
Blipparを使った事例もすでにいろいろあります。
- 吊革広告に入れて、広告動画をユーザーに見せる
- 名刺に自己紹介動画をいれておく
- ポストカードに友人へのメッセージを動画で
などなど。発想次第で幅広い活用ができそうですね。
教育現場では、教科書にBlipparで情報を埋め込んで使ったりしているそう。
上の画像をBlipparで見ると、3Dの火山が現れます。これまで平面的にしか見れなかった火山を立体的に見れるってすごい体験ですよね。歴史の出来事などもうまく動画を埋め込んだりすれば、より生徒の好奇心を刺激できそうです。理解度も上がりそうな気もします。
今まで紹介したのは海外の事例だったんですが、日本での事例もあります。2016年の3月に女性ファッション誌”ELLEgirl”で使われました。Blipparを通して雑誌を見ると、モデルが3Dで見れたり、インタビュー動画を見れたりといったARを駆使した新しい形の雑誌を提供しています。
これから同様の事例は増えていくかもしれませんね。
ARを使ったマーケティングはこれから?
紹介したようにBlipparは、すでにいろいろな用途で使われていますが、まだまだ多くの活用方法がありそう。
歴史的な建物の情報をBlipparで見られるようにしたり、レストランのメニューをBlipparで見れるようにしたり。外国語対応も簡単にできるので、旅行客へのサービスとも相性が良さそうです。
自分で簡単に作れる、ということもありちょっと試すぐらいであれば気軽にできますしね。ハードルも低そう。
今後、AR技術を使っていままでの体験を変える事例が、次々とでてくることを期待します。
ではではー。