いよいよ日本国内でも盛り上がってきた、チャットUIによるサービス開発やbot、そして既存サービスのユーザーコミュニケーション拡張の流れ。
確かに以下のGIFとか見ていると、『うん。こうなるよね。』と、思っちゃいますもんね。
とは言え、まだまだ高い?実装のハードル
実際にこの辺の流れに手を出そうと思った場合、とりあえずありえそうなのは以下のような組み立てでしょうか。
- 既存チャットプラットフォームに自前のbotを公開してサービスと連携
- オリジナルのシステムを既存webサービスに埋め込んでbotやAIで運用
- アプリ内にもろもろ実装
しかし、FBやLINEなどのチャットプラットフォームでの公開は審査異様に厳しいですし、アプリもアプリでまぁ作るの大変…。
ということで、恐らくは以下のような実装方法がしばらくは流行るんじゃないかなー?なんて思っています。
- 既にあるwebサイトに組み入れてチャットを動かす
- なるべく学習コスト低めで拡張しやすいようにしといて、その内botやAIを裏に組み込む
はい。てなところでようやく本題です。
上記みたいなライトなチャット実装を(簡単に)叶えてくれる!かも知れないツール、見つけておきました。
PHPで動く!カンタン実装オープンソースチャットフレームワーク
ArrowChat https://www.arrowchat.com/
というわけでこちらです。
Webであれこれ作ってきた我々にとっては非常に馴染み深い、我らがPHP&jQueryで動いてくれるというオープンソースなチャットフレームワーク『ArrowChat』です。
ライセンスはこんな感じで、もちろん商用可能。初回ダウンロード時に45ドル(大体5,000円くらい)払うとzipでダウンロードでき、その後はもう好きにしてーっという素敵仕様です。
プランは色々あるけど廉価版で全然OK
料金プランはいくつかあるんですが、違いは単に『サポートどれくらいいる?』てだけなので、そもそもコードは読めるけど英語は話せんよ!ていう(大多数の)人にとっては廉価プランで全然OKかなと。
もちろんフリートライアルもあります。
インストールも楽々なのに異様なほど高機能
インストール方法もシンプルで、Purchaseから代金を支払ったらドメイン単位でライセンスを登録。あとはダウンロードしたzipを展開して、ディレクトリ「arrowchat」をそのままサーバーにアップ。
『http://インストール先ドメイン/arrowchat/install/ 』にアクセスすれば、自動でインストールが可能です。(上手く行かない場合は他のやりかたもいくつかあり、公式サポートに結構詳しく書いてあります)
ちなみに管理画面はこんな感じ。URLは『http://インストール先ドメイン/arrowchat/admin/』でアクセス可能です。
インストール後は『Overview>Embed Codes』から閲覧可能な各種コードを取得。
自前のサイトのフッターあたりに埋め込んでしまえばこれで完了です。最初っから機能も充実してるので、ほぼこのまんま利用可能というのもいい感じですね。
ArrowChatの主な機能リスト
ちなみに機能一覧はこちらを参照。かなり…というか気持ち悪いほどの多機能っぷりです。
ざっと主要なものだけピックしても…
- バッジアラート機能
- 非ログイン状態でのゲストチャット
- URLに反応してのOGP自動サムネ&説明表示
- ファイル共有&パスワードプロテクト
- 限定メンバーのみのルーム設定
- VideoやVoiceでのチャットもOK
- ユーザーブロックに特定ワードの禁止設定
- 複数テーマのきせかえに魔改造
- 多言語対応OKでもちろん解析機能も標準装備
とまぁ、ぶっちゃけ多機能すぎて把握しきれない感じ。
実際使ってみた感じとしては『SPはFBメッセンジャー、PCはほぼチャットワーク』みたいな感じでしょうかね。かなり使いやすいです。直感的ですね。
ファイル構成も分かりやすいので、wit.aiみたいな外部ツールapiとの連携も組み込みやすそうな感じでした。
デモはこちらから。ぜひ触ってみて遊んでみてくださいな。
ではまたー