株式会社朝日新聞社は2022年11月22日、独自開発の先端技術を用いたAPI(注1)を試せるWebサイト「朝日新聞Playground」を公開したと発表。自動要約生成 API 「TSUNA®」と校正支援API 「TyE」の2つのデモを試せるという。
(注1)APIは、Application Programming Interfaceの略
入力された文章の要約文や見出しを自動で生成するAPI「TSUNA®」
「TSUNA®」は見出しの長さや見出しに含めたい語句の指定が可能で、与えられた入力に対して複数の異なる見出しを生成できるという。朝日新聞社が保有している30年分以上に及ぶ記事を、効率よく処理させるためにフィルタリングしたうえで、ディープラーニングの機構を用いて学習。本技術の一部は、現在特許を出願中とのこと。
文章中の誤りが含まれていそうな部分を検知する「TyE」
「TyE」は入力された文章中の誤りが含まれていそうな部分を検知することで、校正を支援するAPI。挿入・削除・置換の3つの修正方針と、検知の自信度合いを同時に提示することで、本文中の直すべき箇所が根拠とともにわかる。朝日新聞社が保有している記事の編集履歴から生まれる誤り訂正データを人手で厳選し、AIの学習データとして利用している。
■朝日新聞Playground
https://cl.asahi.com/playground/
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