2019年5月29日、日本マイクロソフトとアセントロボティクスが自動運転テクノロジーの開発に向けて協業体制を組むことを発表した。
Azureを活用した技術開発を進める
アセントロボティクスはマイクロソフトのスタートアップ支援プログラムMicrosoft for Startupsに参加し、自社の自動運転向け AI学習環境において、Azure の活用を拡大していく方針である。
日本マイクロソフトは、米国マイクロソフトの自動運転担当部門による技術支援や、案件のビジネス化支援などにより、アセントロボティクスが目指す完全自動運転テクノロジーの実用化を支える方針だ。
架空の街で自動車を走らせることでAIを学習させるアセントロボティクス
アセントロボティクスは自動運転車やロボティクス分野における、 AIソフトウェア研究開発に取り組んでいる企業である。自動運転技術の開発の際には、仮想空間に存在する架空の街で自動車を走らせることでAIを学習させている。
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2018年の自動運転システムの世界搭載台数は前年比24.3%増の2,385万4,000台となっており、その市場は拡大する見込み。
アセントロボティクスは、人間のように考えるAIソフトウェアを開発することを掲げており、都市化による交通問題や高齢化による人材不足などの社会課題を解決すべく、事業の拡大を続けている。