ソニーでプレステを手がけた久夛良木健氏、AI新興のCEOに就任

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画像はアセントロボティクス株式会社 公式サイトより

アセントロボティクス株式会社取締役会は9月18日、2020年8月26日開催の取締役会において、ソニーの久夛良木健氏が代表取締役兼最高経営責任者(CEO)に就任したと発表。なお、これまでCEOを務めていた石崎雅之氏は、取締役兼最高執行責任者(COO)に異動する。

久夛良木氏は、ソニーグループにおいて「PlayStation(プレイステーション)」の開発を指揮し、ソニー株式会社の取締役副社長兼COOを2005年まで務めた。ソニーグループのゲーム部門である株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメント(旧ソニー・コンピュータエンタテインメント)の代表取締役会長兼グループCEOを2007年まで務める。

以降、複数の上場企業の社外取締役を担う一方、ベンチャーコミュニティにも関わり、起業家たちを支援してきた。アセントロボティクスにおいても、2018年から社外取締役として経営陣に助言や指導をしている。

アセントロボティクスは2016年に創立された東京を拠点とする人工知能(AI)スタートアップ企業。産業用ロボットと自動運転車両のためのAIによるさまざまなインテリジェントソフトウェアソリューションを開発中だ。

久夛良木健氏は同社CEOの就任に際して、「最高経営責任者としてテクノロジーとビジネスの両面においてチームを強力に牽引」するとしている。コメント全文は以下のとおり。

──久夛良木健氏

「アセントロボティクスのさらなる飛躍に向けて、最高経営責任者としてテクノロジーとビジネスの両面においてチームを強力に牽引し、次世代自動運転システム(AV)と多彩な自律Robot群による未来の到来に期待が膨らむこのタイミングで、アセントロボティクスが一段とその取り組みを加速できるよう舵を取ることを楽しみにしています」

>>ニュースリリース

松尾豊氏、ロボット系新興のAI技術顧問に就任「高いポテンシャルがある」

これまで久夛良木健氏がアセントロボティクスの社外取締役を務めていたように、AIやロボット系のスタートアップ企業では取締役や顧問を社外から招へいする例は少なくない。

最近では、Telexistence株式会社(TX)が8月24日、東京大学大学院工学系研究科 教授で、JDLA理事長および日本ディープラーニング協会の理事長も務める松尾豊氏が、AI技術顧問に就任予定と発表した。現在、東京大学で最終承認手続を進めている。

松尾豊氏は『人工知能は人間を超えるか』(KADOKAWA)などの著書でも知られる、AI研究の第一人者である。東京大学を拠点に、研究開発・人材育成・社会実装を通じて社会に変革をもたらすことを使命として、各種研究活動を進める。

TXは、遠隔操作技術とAIを用いて、工場の外、より人間の生活領域に近い場所でロボットを普及させることを目指しているスタートアップ企業。

同社はAI研究の第一人者であり、実社会においてAIの実践的な活用に意欲を持つ松尾豊氏に加わってもらうことが大きな力になると考えていたという。松尾豊氏も日本から世界を舞台に活躍するスタートアップを輩出することに積極的で、TXの取り組みに関心を持っており、今回の就任につながったとのこと。

松尾豊氏は、今回の発表に際して「次世代を担う人材からなるTXの挑戦を、主に技術と人材確保などの角度から最大限応援したいと考えています」と意気込んでいる。コメント全文は以下のとおり。

──松尾豊氏

「TXの事業はロボティクスとAIの領域では最高難易度の取り組みであり、客観的な成功率は正直なところ五分五分だと思っています。一方これを言い換えると、TXはこの最高難易度の事業を創業から3年で五分五分にもってきたということでもあり、とても高いポテンシャルがあると考えます。もしTXが遠隔操作ロボット事業で突破口を開いたならば、投資価値の向上はもとより、世界を変えることにつながると信じています。次世代を担う人材からなるTXの挑戦を、主に技術と人材確保などの角度から最大限応援したいと考えています」