台湾で注目されるマーケティング業務効率化ツール、実現した「完全運用自動化」

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台湾で開催した若手起業家向けのスタートアップイベント「高雄創世代(Kaohsiung Next-Gen Startup)」で、awoo Japanの子会社であるawoo台湾チームが「エクスペリエンスイノベーション」部門において優勝を果たした。

awoo Japanは「nununi(ヌヌニ)」という「商品理解」と「行動理解」を組み合わせたオムニチャネルマーケティングオートメーションプラットフォームを提供している。人工知能技術によって、顧客のマイクロニーズをとらえ、購買動機に基づく検索体験を得られるサービスだ。

「マーケティングはオペレーション業務が多すぎ」

awooは2015年に台湾で設立したMarTech企業だ。台湾市場ではSEOとEメール配信の分野で業界シェアトップに輝いた実績をもつそうだ。これまでに1万3000社以上の企業にサービスを提供している。さらに同社は、AIを活用したSaaSツールの開発を目指すため、シリコンバレーの上場企業創業者から投資を獲得した。その後、2018年にawoo Japanを設立し、2020年8月から日本市場に本格参入を果たした。

さて、awoo台湾チームが参加した高雄創世代には、イベント開催発表後わずか3週間で100社以上のベンチャー・スタートアップ企業が集まったという。デモやピッチを行い、技術面、ビジネスモデル、ポテンシャルの3つの角度による審査を経て、awoo台湾チームが優勝に輝いた。獲得賞金はNT$200,000で72万円相当である。

awoo Japanにどういう点が評価されたのかを聞いた。

「nununiは『商品理解』をベースとする全く新しいコンセプトであり、優れた人工知能の技術でマーケティングの『完全運用自動化』を実現している点がイノベーションに値するとして高く評価されたと思います。

今後はnununiというプロダクトを主軸に、アジアを中心にグローバル進出を加速していきます。当然、日本がその中心のマーケットであると考えています」

あわせて、awoo Japan VPoBD 執行役員である吉澤和之氏は

「マーケティングはオペレーション業務が多すぎます。本来であればマーケターは、自社のブランド作り、顧客やファンとのエンゲージメントを深めるための活動に時間を割くべきです。そのため、自動化できるところは人工知能がとことん自動化できるようにしていきたいです。また、単にオペレーションを自動化するだけでなく、きちんと顧客がどういう行動をしているのか、何がもとめられているか(=顧客理解)をマーケターにフィードバックできる仕組みも作っていきます。それこそがマーケティングツールの役割であるからです」

と話した。

>> プレスリリース

オードリー・タン台湾デジタル担当大臣への単独インタビューの裏側も

Ledge.aiでは、awoo Japanの吉澤氏による寄稿記事を公開中だ。同社では「偶発的消費」というワードを掲げている。

偶発的消費とは「偶然おもしろいと感じるものを発見することを望む消費行動」である。つまり、「思いがけない商品に出会う体験」を指す。しかし、Eコマースにおいては、デジタルマーケティングのトレンドがパーソナライゼーションに向かっているがために、個々の趣味嗜好の範囲から脱することができなくなっている。

リアルの場で体験できるような偶発的な出会い。これの経験を与えられるようなサービスをnununiによってawoo Japanは提供しようとしている。

寄稿記事では、高雄創世代で優勝を飾ったnununiについてはもちろんのこと、awoo Japanが以前実施したオードリー・タン台湾デジタル担当大臣への単独インタビューの裏側についてなども寄稿記事で明かされているので、合わせて読んでほしい。