メロディをAIでバッハ調に。バッハ生誕334年を記念したGoogleの取り組みが面白い

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Google検索ページトップのロゴをその日に合わせて変更する「Google Doodle」。2019年3月21日からはドイツの世界的な作曲家、ヨハン・セバスチャン・バッハの生誕334周年を記念したロゴに変更されていることに皆さんお気づきでしょうか?(なお、バッハの誕生日はユリウス暦で1685年3月21日)

じつはこちらの生誕記念ロゴ、AIによるバッハ調の作曲が楽しめるというのです。

AIがバッハのエッセンスを加える。機械学習でバッハのハーモニーを自動生成

Doodleをクリックすると、イントロの映像が流れ、「私と一緒に作曲しませんか?」と2小節分の五線譜が表示されます。

この五線譜にメロディを書き出し、「ハーモナイズ」ボタンをクリックすると、そのメロディに4声(ソプラノ・アルト・テノール・バス)の部分が自動的に描かれ、バッハ調のハーモニーが完成します。


ちなみに五線譜右下のアンプを押すと、ロック調のアレンジも楽しめます。

Doodleは、機械学習によって音楽や芸術の創作支援に取り組む「Magenta」と、機械学習を人々により楽しく提供することを目指す「PAIR」というGoogleのチームがコラボした企画です。

今回は、バッハが作曲した計306曲を機械学習させています。常に独立した4声で構成されるバッハの簡潔なメロディ構造は、機械学習させるうえで良い学習データになっているのだそう。

また、Doodleを世界中のユーザーに届けるために、「TensorFlow.js」を採用し、ブラウザ内で処理を実行。端末によっては「TensorFlow.js」を処理しきれない場合に対応し、Googleの新しいプロセッサである「Tensor Processing Units(TPUs)」を使用しています。

現代に蘇るバッハ。AIが音楽、芸術で果たす役割

Googleが仕掛ける人々に手軽に楽しんでもらえるこのような企画。AIが遠い存在のように思えるなか、より身近で、楽しいものだと伝わるようなAI×バッハのコラボです。

何世紀も前から残る多くの音楽や芸術を、現代に新しい形で蘇らせる。AIの新たな可能性に気付かされる取り組みです。