過疎地域の人と小売店をスマート物流で繋ぐ!八頭町での実証実験に「Bird」が参画

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株式会社アクシスは2023年3月10日、同社が手掛ける超地域密着型生活プラットフォーム「Bird」が、実証実験にITと陸上配送の部分で参画すると発表した。これは過疎化が進む地方の中山間地域における物流の継続という課題に、ドローン・IT ・配送を融合したスキームで3月20日に実施される実証実験だ。

※同実証実験は、八頭町と株式会社シーセブンハヤブサ及び株式会社鳥取銀行が推進する「八頭未来の田舎(まち)プロジェクト」がテクノロジー×コミュニティによる地域課題解決に向けた実証実験第2弾として、ココネット株式会社、株式会社NEXT DELIVERYと共同で実施するもの。

物流の課題が深刻化する地方の人口減少地域

人口最少県の鳥取県では、過疎化と同時に小売店の閉店やスーパーの全面撤退などにより、買い物難民の問題が深刻化している。また降雪の多い山間部では集落の孤立も発生し、限られた手段・アクセスとなる中山間地域特有の問題が起きている。

ドローン活用に関しては、昨年12月にドローンの有人地帯におけるレベル4飛行が解禁され、日用品や医薬品などの物流網の維持や災害時の物資輸送などで活用が期待されている。しかし課題が深刻化する中山間地域においては、小売店の撤退などにより、日々の生活に大きな影響が発生している。そのような背景の中、法的規制や積載量の制限があるドローンに限らず、日常生活を支える仕組み作りは重要課題のひとつとなっている。

実証実験の概要

今回の実証実験は、中山間地域のラストワンマイルへの輸送手段に、セイノーHDとNEXT DELIVERYが開発・推進する陸上輸送とドローン配送を連結する新スマート物流SkyHub ®のシステムを導入する。また超地域密着型の生活プラットフォームの「Bird」と連携。地元スーパーや飲食店と連携すると同時に、地域に根差した物流・デリバリー機能を活かすという。

全国各地で新スマート物流SkyHub®が実施してきた実証実験の中でも、実施エリアの店舗とシステム連携している地域企業と、陸送及びSkyHub ®のネット注文アプリの部分で連携・共同配送するのは初の試みとのこと。

■株式会社アクシス
https://www.t-axis.co.jp/

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