無料の文章要約AI、Twitterの140字に文字数指定が可能に

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株式会社バズグラフは9月1日、ニュース記事に特化する文章要約AI「ニュースタンテキ」β版(無料)に、要約文字数を70文字〜2000文字のなかから指定できる機能を追加したと発表。Twitterなどの文字数制限があるサービスへの活用が見込まれる。

「ニュースタンテキ」は、最大1万文字まで要約でき、10%~90%の文章要約圧縮率を選択可能。文章圧縮要約率が10%だと、1146文字の文章を65文字に要約できる。URLによる本文抽出機能も備えている。

新機能では、要約文字数を70文字〜2000文字のなかから指定可能になった。ただし、新機能では文章の構成と意味のまとまりを優先して要約するため、指定文字数より20字ほど前後する可能性があるという。

今回は、Ledge.ai編集部で掲載している2本の記事をTwitterの「140文字」に指定して要約してみた。

イーロン・マスク氏「長期的にはベーシックインカムが必要」人間型ロボット開発に意欲

872文字の記事を「140文字」と指定したところ、103文字に要約してくれた。要約してくれた箇所はタイトル部分とは異なるものの、Twitterに投稿するには問題ないと言えるだろう。

イーロン・マスク氏はテスラが開発する自動車は車輪の上の半感覚的なロボットのようなものであり、自動運転コンピューターを開発していることなどを踏まえ、「テスラは間違いなく、世界最大のロボット会社です」と語った。

ソフトバンクグループ、人型ロボット「ペッパー」を生産停止「お疲れさまでした」「さよなら……」

947文字の記事を「140文字」と指定したところ、147文字に要約してくれた。Twitterに投稿したいならば、自分で少しカットする必要がある。

ソフトバンクグループは「Pepper」の販売には陰りが見られるものの、5月12日に実施した2021年3月期 決算説明会のなかで、「ソフトバンク・ビジョン・ファンド」の人工知能企業への投資などで、純利益が4兆9880億円と日本企業の利益として過去最高額を記録したことを発表するなど絶好調と言える。

バズグラフは今後9月末に新機能を追加で発表し、11月には有償版のリリースを予定しているという。

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