Web会議にアバターとして参加、AIが感情や反応を読み取り

このエントリーをはてなブックマークに追加

株式会社シーエーシーは10月22日から、画像認識AI(人工知能)およびジェスチャー認識AIを活用することで、Web会議に参加しているユーザーの反応や感情、ジェスチャーを読み取り、カメラ映像を加工する形でWeb会議画面上に表示できる「心sensor for Communication」を提供開始した。

心sensor for Communicationは画像認識AIにより、会議参加者の「笑顔」「注目」「うなずき」「リアクション」といった反応に加え、「怒り」「喜び」「悲しみ」「驚き」「軽蔑」「嫌悪」「恐怖」の感情も認識できる。

同サービスは、実際の顔の映像だけではなく、アバター表示も可能だ。アバター表示を選ぶと、読み取った反応などはアバターの表情や背景色に反映される。

また、同サービスはジェスチャー認識AIを搭載しており、会議参加者の「挙手」「OK サイン」「サムアップ」などのジェスチャーや、画面に向かって立てた指の本数(1本~4本)を認識し、アイコンとして表示できる。

これらの機能により、カメラをONにするのに抵抗感がある場合でもWeb会議に参加しやすくなったり、発言していない、あるいはマイクをOFFにしている参加者の感情や反応を把握したりできるとしている。

会議参加者の雰囲気や傾向をビジュアル化

さらに、AIが認識した各ユーザーの結果はサーバー上で集計され、結果はアプリ内のビューアー画面に表示される。ビューアー画面を確認することで、会議参加者全体の雰囲気や傾向をビジュアル化して把握・分析できる。参加者の反応を時系列データとして確認したり、各参加者を状態別に色分けして一覧表示したりも可能だ。

同サービスはオンラインコミュニケーションにおける参加者の反応を可視化できるため、Web会議にとどまらず、授業やライブ鑑賞、スポーツ観戦など、さまざまな分野のオンライン配信で活用できる。当面は企業向けに展開し、将来的には広く個人ユーザーへの展開も視野に入れているという。

>>ニュースリリース

ビデオ会議で好きな画像に喋らせる無料カメラアプリ あらゆる人になりきれる

昨今、AIを活用することで、さまざまな企業がビデオ会議における課題の解決を目指している。

最近でも、株式会社EmbodyMe(エンボディーミー)は9月29日、AIにおけるディープラーニング(深層学習)技術を活用し、ZoomやGoogle Meetなどのビデオ会議であらゆる人になりきれるバーチャルカメラアプリ「xpression camera(エクスプレッションカメラ)」を無料配信したと発表(外部サイト)。

xpression cameraは、あらゆる人になりきってZoomやGoogle Meetなどでビデオチャットをしたり、Twitchなどでライブストリーミング配信をしたり、YouTubeやInstagramの動画を作成したりできる。

ビデオや画像でも1枚用意するだけで、その中の人の表情を自分の表情で乗っ取って、リアルタイムに動かせる。たとえば、自分のスーツ姿の画像を使えば、すっぴんや寝巻き姿でZoom会議に臨めるという。また、自分の小さい頃の写真を使って、バーチャル帰省で祖父母とコミュニケーションすることもできる。