カルビー、パッケージデザインにAI評価システムを活用したポテトチップス

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カルビー株式会社(以下、カルビー)は9月24日、カルビー”最堅(さいかた)”のポテトチップスで、「クランチポテト ソルト味/サワークリームオニオン味」の中身とパッケージをリニューアルし、販売することを発表した。

今回、カルビーのポテトチップスでは初めてパッケージデザインの決定プロセスにAI(人工知能)評価システムを取り入れることも明らかになった。

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パッケージのデザインにAI活用 消費者の好意度を予測し可視化

クランチポテトは「さまざまな食感を試してみたい」という顧客のニーズにあわせて、2019年に発売された商品だ。

今年、販売から1年を迎えるにあたって、これまでの顧客の意見を踏まえた商品特長である最堅食感がより伝わるパッケージデザインと味を目指し、リニューアルすることとなった。

今回、カルビーのポテトチップスで初めて、パッケージデザインを決定するうえで「パッケージデザインAI」を活用する。このシステムはポテトチップス以外では、「とうもりこ」や「えだまりこ」で過去に使用している。

カルビーが活用するパッケージデザインAIは、株式会社プラグが運営するシステムだ。590万人のパッケージデザイン調査結果をもとに、消費者がデザインをどのように評価するかをAIが予測する。パッケージ画像をアップロードするだけで、好意度スコアなどを1分で算出できる。好意度評価のスコア予測や、予測した好意度と関係の深い場所を可視化する「ヒートマップ」(好意度と関係が高い部分を赤く表示する)など、4メニューでの分析が可能。

「ヒートマップ」の比較

「好意度予測スコア」の比較

カルビーは、スナック事業の革新を掲げおり、食感にこだわった商品開発や食感バリエーションを増やすなど、顧客のさまざまな期待に応えるべく、新しい取り組みを続けていくという。

>> プレスリリース

シチズン、ユーザーの好みをAIが分析しその人に合った商品を提案

消費者のデザインの好みをAIが予測しサービスに活用する例はほかにもある。

株式会社エクサウィザーズは2020年7月7日、シチズン時計株式会社と共同開発した「AIウオッチレコメンド」サービスを開始したと発表した。

AIウオッチレコメンドは、ファッションや腕時計の好みに関する質問などに回答すると、AIが分析しシチズン製品約700モデルの中からユーザーにレコメンドを表示するサービスだ。

プレスリリースによれば、エクサウィザーズとシチズン時計は満足度のより高いサービスを目指したという。そこでAIウオッチレコメンドには、なぜこの商品がオススメなのか、理由に加えてユーザーに合わせた提案が盛り込まれている。

AIウオッチレコメンドを使うことで、潜在的に「時計を購入したいものの、自分に合った時計がわからなかったり、じっくり検討したかったりする」などの層が抱える悩みの解消につなげられる。これは、昨今の新型コロナウイルスによる影響で実店舗に行きづらい情勢でも、オンライン上で製品を提案してくれる新たな接客スタイルのひとつだろう。