AI搭載カメラで駅員の無人化・省人化を目指す 不正乗車対策などに活用

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株式会社Will Smartは6月19日、公共交通事業者向けに「駅AIカメラソリューション」を提供したことを発表した。AIカメラを駅に設置することで様々なデータの取得や、改札やホームでの利用者の動向を見守れるようになる。

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駅AIカメラが係員の業務の効率化を促進 駅の無人化を目指す

現在、人口減少が進み公共交通機関の利用者の減少や労働力不足が深刻化している。そのなかで、各公共交通事業者は持続可能な公共交通網を構築するため、係員の省力化や無人化といった業務の効率化に取り組んでいる。

特に、駅の無人化については、比較的利用の少ない路線を中心に進められている。また、近年では利用者の多い都市近郊エリアにおいても取り組みが進められるようになってきた。しかし、駅の無人化を目指すうえで、安全対策や不正乗車といった課題が残っている。

そこで、Will Smartでは公共交通機関と協力し駅AIカメラソリューションを活用することで、実際の駅をフィールドにした実証実験などの取り組みを進め課題解決を目指す。

Will Smartが提供する駅AIカメラソリューションは公共交通事業者の中でも特に鉄道会社向けに、導入事業者が価値を最大化できるよう、条件に応じた機器構成とすることでコストバランスのとれたソリューションとして開発された。

AIカメラを駅に設置することで、様々なデータの取得や、改札やホームでの利用者の動向を見守ることができるようになる。これにより、これまで係員が取り組んでいた業務の一部をAIカメラが代行することで、労働力不足の解消やコストの削減に貢献できる。

駅AIカメラソリューションの特徴としては主に4つある。

利用者の人数・属性を取得する「利用データ取得」、改札における運賃逋脱が疑われる行為を検知・発報する「不正乗車対策」、線路への転落の検知・発報をする「安全性向上策」、車いすや白杖を持っている利用者の検知・発報をする「サービス向上策」だ。

今後、AIカメラを導入した交通事業者は、これまで把握できていなかったデータを取得することでデータドリブンの実現に寄与し、より効果的な対策検討にも役立てることが可能になる。

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人との密集度合をAIが解析、混雑回避を促す

昨今、AIカメラを活用したソリューションは様々な分野で利用されている。

株式会社Ridge-i(リッジアイ)は5月1日、人と人との距離、密集度合、群衆の人流統計を行う映像解析AIソリューションの開発を発表した。

リッジアイのAIソリューションでは、新型コロナウイルスの感染拡大防止に有効とされるソーシャルディスタンスや3密における密接・密集の度合いをネットワークカメラの映像とAIを活用して解析する。そして、この解析データをもとに、回避をうながすツールとして利用できる。

リッジアイのソリューションの特徴は、対象となる空間に設置したネットワークカメラの映像を利用するため、公共施設やイベント会場、商業施設、オフィスビルなどの屋内空間においても精度の高い解析ができる点にある。

現在のような外出自粛が緩和されている状態でも、混雑状況を公開することによって、感染拡大の再発を防止する施策にも使えるそうだ。