イスラエルに本社を持つD-IDは3月10日、リアルなアバターを通じてAIと会話できるウェブアプリ「chat.D-ID」を発表した。テキストからビデオを生成する同社のストリーミング技術と、Open AIの大規模言語モデルを利用したChatGPTを組み合わせたこのアプリを使うことで、ユーザーとAIが双方向に対面で会話ができるという。
「chat.D-ID」概要
同社のテキストからビデオを生成するストリーミング機能を用い、より人間的で魅力的かつ効果的な方法でユーザーと対話できるリアルなデジタルアシスタントを実現する。また、ビジネスや組織について専門的に会話できる相談役としてのAIも作成できるため、金融サービスやヘルスケア、小売などさまざまな業種での利用が期待できるとのこと。
──ギル・ペリー氏 (D-ID CEO兼共同創業者)「我々の技術は、世界がまだ見たことのないAIの一面を解き放ちます。テキストインターフェースから対面での会話に切り替わることで、よりインパクトがあり、楽しくて、魅力的な体験が可能になり、人々がその情報をより理解できるようになります。
chat.D-IDによって、子ども、高齢者、障がい者などテックコミュニティを超えた世界中の数十億の人々を含む、はるかに多くの人々がAIと会話できるようになるでしょう。
これは、人間があらゆるデジタル機器と接する方法を根本から変革するという、私たちの大きなビジョンを実現するための第一歩にすぎません。chat.D-IDは、あらゆる業種やタッチポイントのユーザー体験に影響を与える、ゲームチェンジャーになるでしょう」
>>ニュースリリース