チャットボットはユーザーのアシスタントたり得るか?ハウスコム × レッジ共同開発プロジェクト第2段『チャットボットAIアシスタント コムる君』リリース

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以前より自然な雑談を可能とする独自AI『AIPET』の開発などでご一緒させていただいてきた不動産賃貸仲介大手のハウスコムとレッジ。

今回はその共同開発プロジェクトの第2段として、ハウスコム本体サイトの物件検索ユーザーをより能動的にサポートするチャットボットAIアシスタント『コムる君』を10月31日よりハウスコム公式サイトにて公開しました。

目指したのは、複数チャットボットとAIを組み合わせた “使えるチャットボット”

多くのチャットボットは「ユーザーの発話」を受けて、その Intent(意図)を分類、「元々登録されていた選択肢」から適切なものを返す…という構造をとっています。

しかし、こういった良くある構造のチャットボットでは、FAQなど「ユーザーの聞きたいことがある程度画一的である」ケースでの使用に特化しています。それ以外のよりパーソナライズが必要なシーン…たとえば、不動産物件を探している場合などでは、活用しにくいというのが実情でした。

今回ハウスコムとレッジが共同開発した『チャットボットAIアシスタント コムる君』はその裏側に複数のボットエンジンを組み合わせ、ユーザーの見ているページや直前の行動、チャット画面内での入力情報など、様々な情報から対応を選択します。

ユーザーにとってより本格的な物件検索アシスタントとして利用できるよう、複合型チャットボットとして開発されました。

ボットからのより能動的なアプローチによるUX向上を図る

今回のプロジェクトは、不動産検索AI コムる君(β)や、ペット会話型AI ボット AIPETなど、実際のサービス上で様々な実証実験を行ってきたハウスコム株式会社による「より本格的なユーザーアシスタントとしてのチャットボットAIアシスタント 開発」として発足しています。

前述の不動産検索AI コムる君開発元であるイタンジ、ハウスコム基幹システム開発チーム、AIPET開発元であるデータセクション、レッジが参画し『悩んでいるユーザーへの能動的なアプローチによるUX向上』を目指し、開発を行いました。

ユーザー発話だけでなく、行動履歴からの対話構築

ユーザーの見た・見ている物件情報の履歴情報を取得し、近似する物件を『対象ユーザーの気になっている物件の特徴』として検索を実行。ユーザーの好みを理解した上での物件サジェストや、賃貸手続きに関する様々な質問に対しても解答できるよう設計されています。

また、物件検索や質問に当てはまらないユーザー自然発話に対しては、事前に学習された雑談コーパスおよびAIPETで培われた会話レスポンス式を用いてエンゲージメントを継続。より自然なユーザーとの会話が続けられるよう開発されています。

プロジェクトの今後の展開について

もともとは『マイボックスチャット』として、物件問い合わせ申込み済みのユーザーとハウスコムスタッフ間でのコミュニケーション用UIとして実装され、そのサポート機能として開発されていたチャットボットAIアシスタントコムる君。

本プロジェクトはこの延長線上にある取り組みとして『申し込み後よりも早い段階でのユーザー接点にボットを持ってくることは、UXの継続的な向上に効果を発揮するか否か』を検証するための機能検証となります。

期待通りの効果、およびユーザーとの効果的なエンゲージメントが得られるという検証結果が得られれば、今後はさらに多くのボット × ユーザーの接点を増やす施策をも検討。より自然に、より当たり前の存在としてユーザーとサービスをつなぐAIの開発を続けていく想定です。

>> ハウスコム公式サイト