エイプリルフールに乗じる新型コロナウイルス嘘情報 SNS監視強化の必要性

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株式会社Specteeは3月30日、来る4月1日の「エイプリルフール」に備え、新型コロナウイルス関連のデマ情報の拡散状況を監視する体制を強化すると発表した。SNS等でのデマ情報の拡散状況を監視し、リスクの高いデマ情報は、リアルタイム危機管理情報サービス「Spectee(スペクティ)」を使って、報道機関や官公庁、自治体などへ迅速に伝達する。

リアルタイム危機管理情報サービスのSpecteeは、AI技術を活用し、SNS等をリアルタイムに収集・解析し、災害や火災、事故、事件などの緊急性の高い情報、感染症や企業のBCP対応などのリスク情報を配信するクラウドSaaS型のサービスだ。国内企業300社以上、自治体や官公庁などでは40以上の組織で活用されている。

「ロックダウンが〇日にするって聞いた」などの非正式発表に注意

Specteeは2020年2月からTwitterやFacebookなどのSNS情報をもとに新型コロナウイルスによる肺炎の広がりを解析するシステムを活用している。発生場所の特定だけでなく、外国語を日本語に翻訳して分析するなどで、関係機関に情報を提供する。

Specteeのプレスリリースによれば、ここ最近でも新型コロナウイルスに関するデマ情報が増えてきているという。同プレスリリースでは下記のようなデマ情報の例を挙げている。


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ここ最近確認されているデマ情報の例
「ロックダウンは、今日発表で、開始が4月1日から3週間。議員秘書から連絡きてます。私の友人の信頼できる外食上場企業の社長からです。」
「先程、確かな方から下記の情報が入りました。民放各社にも連絡が入ったようで、今晩 or 明日の晩に安倍総理の緊急会見があり、4/1からロックダウンという発表があるとのことです。期間は二週間~三週間で長引く可能性があるのでは…という見立てのようです。」
「100%の確証はないですが…昨日深夜、民放数社のプロデューサーから◯◯さん(著名人の名前)に連絡があったようで、今朝方、ご本人から連絡があった内容なので、緊急会見の開催はかなり高い確率で行われると思います。準備を進めたいと思います…。」

悪質なデマ情報が拡散されると、社会活動に混乱が生じかねない。それこそ、災害時や緊急時は、多くの人の行動に影響を与え、復興の妨げになることさえあるそうだ。緊急性の高いときこそ、情報ソースを確認し、冷静な行動を求められる。ヒキの強い投稿が飛んできた際も、勢いでリツイートするのではなく、まずはその情報が正しいかどうか見極めよう。

スペクティ・危機管理情報監視センター(東京)

プレスリリース

データセット構築・分析を目指す「COVID-19チャレンジ」

いま、データの力で新型コロナウイルスに挑む取り組みが始まっている。

データサイエンスのコンペティションプラットフォーム「SIGNATE」 を運営する株式会社SIGNATEは3月19日、新型コロナウイルス罹患者と患者間の関係データにおけるデータセットの構築、および感染実態のインサイト抽出を目指すプロジェクト「COVID-19チャレンジ」を開始した。

このプロジェクトでは、データサイエンスのコンペティションプラットフォームであるSIGNATEに登録している約3万人のデータサイエンティストから有志を募り「COVID-19チャレンジ」を開催する。

フェーズ1として、日本国内のCOVID-19罹患者数と患者間の関係データに関する、マシンリーダブルかつデータ分析可能な最大規模のデータセットを構築する。

続けてフェーズ2では、フェーズ1で構築したデータセットを用い、さまざまな統計学的手法によるデータ分析を実施し、感染実態に迫るインサイト抽出を目指す。

罹患者数などの統計データだけではなく、罹患者一人ひとりに関する感染背景や症状なども網羅的に収集しデータ分析が可能な状態で共有すれば感染対策や治療方針の策定に有用だが、このようなデータセットは海外でも未だ公開されていない。そうした状況のなかで、今回のチャレンジ開催に至ったとSIGNATEはプレスリリースで語っている。