ポーラ・オルビスHDとDATAFLUCT、購買データなどを活かした事業提携を開始

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株式会社DATAFLUCTは4月7日、株式会社ポーラ・オルビスホールディングス(以下ポーラ・オルビスHD)と出資を伴う事業連携を開始すると発表した。

ポーラ・オルビスグループでは、オルビス株式会社がAIを活用した「AI未来肌シミュレーション」を自社アプリ内で提供したり、ポーラ化成工業株式会社が処方案を入力するだけで出来上がりの化粧品の感触を予測するAI「感触づくりAI」を開発したりするなど、事業でのAI活用を推進している。

購買等に関するデータのさらなる活用を見据える中、データ活用に関する知見と技術を持つDATAFLUCTからの呼びかけをきっかけに、両社でデータ活用に関するディスカッションやPoC等に取り組んできた結果、データ活用におけるシナジー効果が望めるという結論に達し、この度の事業連携に至ったという。

今回の事業提携に際し、ポーラ・オルビスHDの取締役 小川浩二氏はリリースに以下のようなコメントを寄せている。

ポーラ・オルビスグループでは、創業当初よりお客様との直接の接点を活かし、製造から販売までの各段階において付加価値向上に努めてまいりました。近年のテクノロジーの進化に伴い、データ活用の重要性がより高まるなか、更なる価値創造にむけてDATAFLUCT社ともデータ活用に関する議論と協業を昨年より開始しました。
今後もDATAFLUCTとの連携を通じて、当社グループのデータ取得・保管・活用の在り方をさらに発展させ、即時性と個別性を高めたより豊かなお客様体験の実現を目指します。

今後は主にポーラ・オルビスグループが展開する事業から得られる購買データを、販売チャネルの改善やお客様とのエンゲージメントの深化、サプライチェーンの最適化に活用する。具体的な取り組みは、今後両社での議論を通じて検討していくとのことだ。

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