平均2〜3営業日の査定を最短3分以内に、DataRobotがエヌエヌ生命の査定のAI実装を支援

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DataRobot, Inc.は8月20日、エヌエヌ生命保険株式会社が2022年内の実現を目指す「引受査定業務」におけるAI(人工知能)を活用したストレート・スルー・プロセッシング(Straight-Through Processing:人手を介さない査定業務)の実現への支援を開始したと発表した。

これまでエヌエヌ生命では保険引受時の医務査定において、顧客から健康診断結果報告書や人間ドック成績表といった医務書類を、募集人およびエヌエヌ生命の営業担当社員を介して郵送で受け付けるフローを採用してきた。書類の受け付け後、事務担当者は項目ごとに目視確認のうえ、手入力でデータ化している。

しかし、目視による確認項目は1帳票あたり30以上にのぼる。医務書類は医療機関ごとに異なる非定型の帳票なので、書類の郵送やエヌエヌ生命側の人的リソースに大きく依存する作業が、申し込み手続の迅速化を進めるにあたってのボトルネックとなっていたという。

エヌエヌ生命は現在、すでに引受査定業務におけるAI-OCRの導入の決定と機械学習による引受リスク予測モデル構築のPoC(Proof of Concept:実現可能性の検証)を完了した。AI-OCRを実装することで、非定型の帳票からのデータ入力を自動化でき、顧客は医務書類の原本の郵送などが不要になる。

ストレート・スルー・プロセッシングでは、AI-OCRでデータ化した各検査項目にもとづき、自動で医務査定を実施する。本プロセスでは機械学習モデルとルールエンジンを併用し、これまで平均2〜3営業日かかっていた査定完了までの期間を、引受リスクの程度に応じて最短で3分以内に短縮することを目指すという。

DataRobotは本プロジェクトにおいて、機械学習およびAI査定の実装を支援するためDataRobotのプラットフォームだけではなく、AIネイティブな戦略的サクセスチームによるAI戦略策定や次世代プラットフォーム構想を支援するAIサクセスプログラムも提供している。

DataRobotは「今後もエヌエヌ生命が推進するAIや機械学習といった先進技術の活用基盤やデータプラットフォーム整備などの業務基盤の強化および加入申込手続における顧客体験のより一層の向上の実現に向け、ソリューションおよびAIサクセスプログラムの両面から支援してまいります」と述べる。

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