優勝は福井高専!高専生がものづくりとAI技術で事業性を競う「DCON2021」結果速報

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一般社団法人日本ディープラーニング協会(JDLA)が4月17日に開催した「第二回全国高等専門学校ディープラーニングコンテスト2021(DCON2021)」の本選において、福井工業高等専門学校(福井高専)が優勝した。

DCONは、高専生が日頃培った「ものづくりの技術」と、人工知能(AI)分野でとくに成果を出す深層学習(ディープラーニング)技術を活用して、企業評価額を競うコンテストだ。

技術審査員は東京大学大学院工学系研究科 教授の松尾豊さんおよび、早稲田大学 基幹理工学部表現工学科 教授で、産産業技術総合研究所 人工知能研究センター フェローの尾形哲也さん。審査員はDBJキャピタル株式会社 ディレクターの河合将文さんなどが務めた。

今回、優勝した福井高専のプログラミング研究会は、トンネルや橋の点検の際に実施される打音検査を低コストで可能にするシステム「D-ON」を手がけた。

現在、日本国内には打音検査が必要なトンネルや橋は約80万以上あるが、熟練の検査員が検査するため、コストがかかっている。本システムはこのような課題解決を目指すものだ。

なお、本システムの強みや松尾豊さんの総評など、本コンテストの詳細は後日記事を公開する。