画像はDeNA「Kaggle社内ランク」制度
株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)は2021年1月15日、日本国内に十数名しかいないと言われる、Kaggleの最高位である「Kaggle Grandmaster」の在籍人数3名となり、日本企業としては最多になったと発表した。
今回、DeNAのデータサイエンティストが2020年10月から2021年1月にかけて開催されたKaggleコンペティション「Riiid! Answer Correctness Prediction」に参加し、12位(日本チームとしては3位)に入った。この結果により、Grandmaster2名が生まれ、3名となった。
DeNAは2018年4月から、「Kaggle社内ランク」制度を導入しており、さまざまな事業領域において人工知能(AI)技術を活用した取り組みを積極的に実施している。同制度は、AI技術のサービス応用力を強化するために、データサイエンス⼈材の積極的な採⽤と、データサイエンス⼈材のキャリア形成を⽀援することを⽬的としたもの。一定の条件下で業務時間での「Kaggle」への参加を推進しているという。
実際、DeNA社内には「Kaggle」に参加する多くのKagglerが在籍しており、Kaggle Grandmaster3名のほか、 Kaggle Masterも国内最多とうたう16名が在籍。同社の人材が持つ知識やスキルなどは、DeNAが関わるさまざまなビジネス領域であるゲーム、ライブストリーミング、スポーツ、ヘルスケア、オートモーティブなどで生かされており、DeNA以外の企業との取り組みにおいても活用されているとのこと。
Kaggleは、企業や研究者がデータを投稿し、世界中の統計家やデータ分析家がその最適モデルを競い合う、予測モデリング及び分析手法関連プラットフォーム。Kaggleのシステムはコンペティション方式を採用しており、参加者の提示したモデルはすぐに採点され、順位を表示。コンペティションに参加し、最適モデルを提示したデータサイエンティストには企業や研究者から賞金が支払われる。
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